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わたしとフェルト②

わたしは小学校も中学校も家庭科が大の苦手でした。
料理が苦手なことは以前お話しした(書いた)ことがありますが、裁縫もてんでダメでまず教科書に書いてある通りにできないのです。
上手くできないので適当に仕上げる→適当だから先生に注意される→注意されるともうやりたくない。
ずっとこんな調子だったのでミシンの授業でパジャマを作った時はそりゃあもう...先生も頭を抱えていらっしゃいました。
そしてどうやって仕上げたのかまったく記憶にないのです。どうやったんだろう。
えっと、なんの話でしたか。
ちなみに高校で家庭科があったかどうか覚えていません。

子どもたちが成長してフェルトから少し離れていたのですが、娘の誕生日(幼稚園のとき)にリカちゃん人形をプレゼントした時のことです。
あれ、たぶんわたしが欲しかったのでしょうね。
その日を境にあれよあれよと増えていくわけです。
リカちゃんのお友達からパパママ妹たち、たくさんのお洋服やお部屋からおうちへと、もうあのちいさな食器やカトラリーはたまらないですね。
いろいろ揃えてはみたものの、なんとなくあまり好みでないものは避けていました。
なので実際販売されていたのかもしれませんが、そうだ!フェルトでスリッパを作ろう!と思いついたのです。もちろんリカちゃんの。
型紙を作って、1mm厚のフェルトのいろんな色で、ハートのビーズもつけたりして。
これがまた楽しかった。わたしは夢中になりました。
が、洋服を作ろうとは思わないところがやはりお裁縫が苦手だからでしょうか。
(袖の仕組みとかいまだに理解できないし)
こうして人形の数より多いスリッパがどんどんできていきました。
もはやリカちゃんが履かなくてもいいのです。
仕上がったちいさなスリッパを並べているだけでわたしは大満足だったのですから。

そこからまたすこし次のフェルトブームまで開くことになります。

こんなの読んでる方いらっしゃるのかしら?
まあいっか。いいでしょう。

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