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わたしとフェルト①

手芸用フェルト。
いろんな色があって
はさみで切ってもほつれなくて
糸で縫い合わせることもできれば
切りっぱなしを接着剤で貼り付けるだけでも
かわいい。

おそらくみなさんが最初にフェルトを手にとった時って小学校の家庭科の授業ではないでしょうか。
裁縫箱に入っていたちいさなキットか何かだと思います。
手芸好きのご家庭なら、もっと幼い頃から自分の作品を作ったり、もしかしたら作ったものをお友達にプレゼントしたことがあるかもしれません。

わたしがはじめてフェルトに触れた記憶は
小学生の時ではありましたが、家庭科の授業ではなくクラブ活動だったと思います。
1週間に一度、4年生から6年生までが一緒に活動した手芸クラブ。
運動が苦手なわたしは友達に誘われた運動クラブよりお姉さん達と一緒に手芸がしたかった。
家に帰っても続きができて、もっとたくさん作ることができて、それはもう楽しくて...いや、そうかな。
もしかしたら記憶を改ざんしてるかもしれないわ。
本当に楽しかったのかな、上手くできなくて、思ったようにできなくて癇癪を起こしてたんじゃないのかな。
どちらにしてもフェルトとのつきあいは(間があいてはいましたが)45年以上となるわけです。

大高輝美先生の本をとても大事にしていたけれど、レシピ通りに仕上がったことはなく、自分勝手な作品ばかり生まれていました。
中学生のときは先生の本を参考にクラスの友達にお守りを作ったり、高校生の時はマスコットを作ったり。
いつの頃からか全くやらなくなっても、たくさんのフェルトと裁縫箱はわたしといっしょに過ごしていました。もう作らないかもと思いながらもそれを手放そうとは一度も思わなかったのです。

再開(再会⁈)のキッカケは25年前、2人目の子どもと数遊びをするためにフェルトで野菜を作ろう!と急にスイッチが入りました。

にんじんが1本、たまねぎが2個、じゃがいも3個、ピーマン4個、大根5本、あとなんだっけトマトやきゅうりかな。
10種類になるまでに挫折したかも。
(たぶんいや間違いなく挫折した)

子ども達が寝静まったあと、子どもの手のひらサイズのちいさな野菜マスコットを作る時間が本当に楽しくて...うん、この記憶は改ざんされていないです。

そこからはずっと今の今までフェルトで何かしら作っていたのかというとそうでもないのです。
またフェルトと裁縫箱は用がなくなりしまわれてしまうのでした。

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