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キンコン西野が好き

キングコングの西野亮廣が好きだ。

新しい時代には、新しい物語が必要だと思う。

キリスト教に聖書が、儒教に孔子の教えがあり、仏教に釈迦の教えがあるように。

これらは全て、物語によってその教えが説かれている。それらの物語を多くの人が同時に信じることによって、人々は秩序を保ったまま発展することができた。

では、現代はどのような物語によって形づくられているのだろうか。

今の日本にある物語は、終身雇用で一生企業勤め、結婚して子供を育て、65歳で定年退職、その後は悠々自適な隠居生活。というような、国やハウスメーカー、その他多くの企業が一生懸命に創り上げた現代の「幸せ家族物語」ではなかろうか。(既に崩れているが。。)

多くの人が学校というものには行くものだと思っているし、就職はするものだと思っているし、結婚はするものだと思っている。

学校に通っていないとバカにされ、仕事をしていないと白い目で見られる。結婚をしないと、まるで異常者かのように扱うのはおかしくはないか?

「幸福」の尺度が社会によって丁寧に用意されていることに嫌気がさす。

私が西野亮廣を好きな理由は、彼が新しい物語を創ろうとしているからに他ならない。

夢を語り、行動する人を非難する社会に対する風刺を描き、自らの生き方で新しい物語を生み出しながら、多くの人に影響を与えている。

夢を笑われることを恐れて、折り合いをつけながら生きていくことがよいことだと信じている人々に、「好きなことでしか生きられない世界」という新しい物語を提示している。

そして、多くの人がその物語を信じ始めているように思える。

もちろん、既に好きなことで生きている人たちもいるだろうし、彼らのことも好きだ。

しかし、自身がそのような生き方をするだけではなく、多くの人が同じように生きられると信じさせる力があるという点で素晴らしいと思うし、私も彼のようにありたい。

ということを考えたりもする。。。

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