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物流2024年問題から、美味しいイチゴは少なくなる!

2024年物流問題から見た青果の状況予測
1.現在でも東北、北海道の野菜は関西圏に来ていない。2024年はさらに来なくなる。
2.九州産も関東圏、東北・北海道にはこない。強行すればできるが、値段がさらに上がる
3.中京圏のバイヤーの声
長野県は関東、関西圏に近いので、ちょうど中間点になり、両方に出せる。他地域から頼りにされている。ピーマンの需要は全国的に高い。今作ってくれている生産者には、生産量の倍の量を作ってもらいたいと要望がきている。
→簡単に農地を広げたり、栽培者を確保することは難しいので現実的ではない

イチゴの味の変化
多くの地域では、イチゴを8分付け、つまり赤くなる割合を8分くらいの状態で出荷することを求めるJAも出ています。
物流2024年問題に対応し、従来よりも1~2日時間がかかるようになるため、イチゴの硬さを上げ、痛みを回避するためです。
イチゴは採った瞬間から味の劣化は始まり、追熟しないので美味しさがどんどん下がる果物です。
ただイチゴ自体は、着色という現象で全体的に赤くはなりますが、味が乗らない状況になります。
よって8分付けで味が乗らない状態なのに、更に時間経過が長くなる傾向が重なり、美味しさは以前の物流状態よりも下がるのは必須です。

今後は、見た目は赤いのに、甘くなく、香りもないイチゴが広く流通するようになると予測されます。

MD-Farmの考え
物流問題からイチゴを開放します。
消費者に近い場所、車で1時間ほどの距離で閉鎖型植物工場で通年栽培をすることで、完熟の甘い、香りの高いイチゴを安定的に供給することを目指しています。
採れたての“イチゴ狩り”のイチゴと同じレベルのものが供給されると思ってください。

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