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バッドニュースとグッドニュース:2019年参議院選挙の雑感 #参議院2019 その1・バッドニュース

「ここにいいニュース(グッドニュース)と悪いニュース(バッドニュース)がある。どっちから聞きたいか?」
という言い回しを聞いたことがある方がいらっしゃるはずである。
米国のドラマか何かの言い回しが何かの形で流布しているようであり、筆者の記憶にもこの言い回しが残っている。

2019年7月22日。
あくまでも筆者の主観であるが、未明に『グッドニュース』を読み、朝になって『バッドニュース』を読むことになった。
そこで、ふと冒頭の言い回しを思い出したのである。

参議院選挙のことである。

筆者にとっての『バッドニュース』は、『NHKをぶっ壊す』というあまりにも荒唐無稽で『炎上上等』という印象を見るものが抱くであろう挑発的なパフォーマンスを、youtubeや過去の地方選挙や国政選挙の政見放送などで披露してきた『N国党』がとうとう参議院で議席を確保したことである。

ここではあえて正式な党の名称や代表者の名前は出さないことにする。
この政治団体の代表者の過去の行状や言動、そして(当面のものであろうが)目的に対して、筆者は否定する意思を示しておきたいのである。

この政治団体については、精力的なウォッチャーがいらっしゃるので、詳細は以下の記事をはじめとする、ウォッチャー氏の記事に譲ることにする。

https://note.mu/chidaism/n/nf3eaff6c63d1

政治団体代表者の『炎上上等』な発言、というと甘過ぎるくらいである発言や、関係者に対する振る舞い、そしてカネに纏わる事情を察するに、この代表者が果たして『選良』・『ローメーカー』たる資質があるかと問われたら、筆者は現状では『否』であると明言する。
『地位が人をつくる』ということもあり、今後変化していく可能性はあり得るが、『三つ子の魂百まで』の諺にもあるように人の性格というものがそうそう変化するものではない。

この政治団体が国権の最高機関たる立法府に橋頭堡を確保してしまった現実。
私たちはそこからスタートしなければならない。
彼等が『カネ』の問題をはじめとする種々の現実や政の世界の魑魅魍魎に直面し、『マトモ』になっていくのを期待するしかないし、私たちは彼等を叩いていくしかないのである。

彼等が議席を確保したこと。
それは、多くの人々がNHKの『公共放送』というお題目を疑っていることの表れだと、そして、NHKの現状にノーを突きつけたいという心情が今回『N国党』の参議院デビューという形で噴出したのだと、深刻に考えるべきではなかろうか。
#参議院 #NHKから国民を守る党

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