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スーパー乱立!常盤平スーパー戦争

常盤平に食品スーパーが増えまくっている。

  1. 西友

  2. アコレ

  3. 業務スーパー

  4. パルケ

  5. クリエイト×お母さん

など常盤平駅から歩いていける距離に食品スーパーが6件あり、「さいてって」のような野菜販売所、ビックエーやウェルシアのように食品を置いているドラッグストアも入れると凄い数だ。加えてヨークフーズもコープもプライスも充分徒歩圏内だ。

ここに今度オーケーがやってくる。

消費者として私のように(ケチくさく)新鮮で安いものを求めてスーパーを梯子するような人にとってこの状況は嬉しくもある。しかし、その一方で懸念もある。

こういった過当競争が日本の賃金の伸び悩みと人手不足の根源になっているような気もしている。

1店舗当たりの売上が下がる

そもそも西友と業務スーパー(普通のスーパーと安いスーパー)の2ヶ所くらいあれば充分足りているように見える土地にスーパーが乱立すると単純に売上が各店舗に分散される。

※スーパーが乱立することでこれまで他のスーパー(たとえばロピアやセレクション)で買い物していた人や近隣エリアの人が常盤平に買い物にくるようになり市場のパイ全体が増えることもある。

利益も下がる

多くのスーパーは顧客の目を惹く目玉商品をおき、そのついでに利益率の高いものを買ってもらい利益を上げているが、この方法があまり有効でなくなる。例えば、これまで卵を安く売って野菜で利益を上げてきたスーパーも歩いていける距離に新鮮で安い野菜を売るスーパーが出てきたら、卵だけ買われて野菜は隣のスーパーで買われるようになる。

潰れる店舗が出てくる

新しい店舗は競合分析をした上で参入し、資本力もあれば魅力的な店舗を作ることができるだろう。そうなるとそのエリアの買い物行動は一気に変わる。変化に対応できない店舗は売上が減り、時給が上げられないから採用も難しくなり、お客さんが少ないから仕入れもうまくいかなくなり品質、値段、品揃えで他店に劣るようになり潰れていく(もしくはほとんど利益が出ないのに細々と続けていくようになる)。

過度な競争環境は企業を苦しめるだけ

1消費者の私から見て常盤平の買い物環境はそもそも悪くなかった。西友も品は悪くないし値段も高くない。そこに業務スーパーもあれば正直事足りる。
1消費者として(私は)今のようにスーパーをこんなに作って便利にする必要はないと思っている。

人口が大して増えないエリアで過度な競争をしかけると得するのは消費者ばかりで、企業側は対して儲からない。この構図を日本のあらゆるところで見かける。

なんで大して儲からない市場でこんなに競争をするのか?
なんで同じようなお店を沢山作るのか?
今は松戸のような都心郊外だとドラッグストア、介護、整体、食品スーパーばかりが新規でできる。
賃金が上がらない原因や人手不足の本質はこういった供給側の過当競争が原因ではないか?と感じている。

食品スーパー就労人口の増加

私の仮説が無理やり合っていたと想定すると地域に従業員が80名程度の中型スーパーが3店舗あれば足りるところ、6店舗も10店舗も作ればその分スーパーに就労する人口が必要になる。

従事者240人(80人×3店舗)でニーズを満たしている地域に500人1000人と就労人口が増えている状態だ。

給料は上がらない

人口が増えているエリアのように競合店が増えても1店舗あたりの売上が変わらなければよいが、競合の出現により売上が減少した場合、利益も従業員に支払う原資も減ることになる。売れない店舗が潰れ、伸びている店舗に異動、または転職すれば給料は上がるが利益も上がらない状態で維持を続ければ生産性は一向に上がらない。

まとまらないし、非常に失礼な話だとは思っている。

勝手に地元のスーパー出店から話が飛躍して各店舗の経営状態まで話題にあげて失礼はことをしていると思っている。もし賃金が上がらないスーパーで働いていて不快な思いをした方がいたら申し訳ないと思っています。

加えて話もまとまらないが、日本は今GDPこそ世界第3位だが国民一人当たりのGDPで言えば32位(IMF統計)に位置している。
つまり人口が多いので総生産は3位だが1人当たりの生産性はかなり低いということだ。その根本の原因の一つが人口減で縮小していく国内での過当競争に資源(人)を使いすぎて生産性の高い産業、成長産業にうまく人が移動していかないことだと思っている。

坂本龍馬が海外に目を向け日本をまとめたように、今の日本は国内の過当競争ではなく海外で存在感を増していくことが必要な時期のような気がしている。

常盤平にスーパーが増えてきたことをきっかけにここまで考えてしまいました。



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