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Vanmoofレビュー、iPhone以来の感動

電気自転車界のテスラと呼ばれるVanmoofを購入した。Youtubeやブログレビューなどを見て好評なので一度も乗らずに買ってみたが、事前の評判どおり最高の乗り心地で既にお気に入りだ。

Vanmoofは正直高い。

高い買い物をするのになるべく沢山の情報を仕入れたい人もいるだろう。そこで買って半年ほど経った今、レビューをしたいと思う。参考になれば幸いだ。

極限まで削ぎ落とされたデザイン

Vanmoofは電気自転車にあるバッテリーが外見からは見えない。バッテリーが自転車のフレームに内蔵されているため外見が非常にスッキリしている。デメリットとしてはバッテリーが分離できないため、自転車本体とコンセントが近い場所にないと充電できない。我が家の場合は家の外に電源があるため問題ないが、マンション住まいの人は外電源が使えない人もいるため利便性がで他の電気自転車と比べ劣るかもしれない。

スムースな走行性

Auto機能を使えばVanmoofには変更できるギアがない。走り出しで勝手に加速がつくし、スピードが上がったら勝手にギアを下げてくれる。運転中にギアのことを考えないので心地よい。常に自分の最適のギアで運転したいという人にとってはよくないかもしれないが街乗り重視の私にとって勝手にギアを調整してくれるのはとても良い。

防犯機能

最大の特徴は防犯機能だ。Find My iPhoneで自転車の場所が常に特定できる。これは盗まれてもどこにあるのかわかる。さらに防犯特典に申し込んでおけば仮に盗難後破損が合った場合は新品もしくはアウトレット品に無償で交換してくれるわけだ。自転車の盗難を結構経験している私にとっては嬉しい。また、鍵が内蔵されており、スマホか自転車に内蔵されたセキュリティーキーで開錠するため外付けの鍵が必要ないのも魅力だ。

航続距離

100kmくらいであれば一回の充電で充分走ることができる。私は通勤往復10kmくらいなので週に1回位充電をすればOKというわけだ。毎日充電を気にしなくて良いのは本当に助かる。

故障

故障はあった。ハードが原因の故障ではなくギアの変換のシステムが機能していない問題が。自分でトラブルシューティングをしてみたが一向に直らないので修理に依頼した。
Vanmoofはパンク以外普通の自転車では修理ができない。そのためVanmoofにて軽トラで引き取って修理をしてくれ、修理後に届けてくれるという結構は大仕事になった。結果1週間は乗車することができなかったが、配送手数料から修理費用まで無料でお金を請求されなかったので不満はない

まとめ:iPhoneのような感動

余計なものを削ぎ落として使うユーザーのための最適解を提案しているVanmoofは2007年に登場したiPhoneのようだ。ボタンもない、カメラの機能はそんなによくない。でもなんか使いやすいし「これで良い、心地よい」と思えたあの感動に近いものを今感じている。

日本のメーカーは相変わらず一回の充電時間や連続航続距離の長さをアピールしているがユーザーはそれら全体を踏まえた体験を欲している。そこに今現状の最適解を提示しているのがVanmoofだと思う。

お値段は30万円ちょいと高めだが、悩んでいる方がいたら肩を押したい。

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