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横断幕の作り方 

わたしがやってる横断幕の手作りの手順です。
色んなやり方があると思いますが、特別な技術がなくても大丈夫な作り方です。

これなら自分でも出来ると思って作る方が増えたらいいなと思います。

その1 デザインする

名前の文字だけで充分見栄えします。
それでもペイントアプリ使うのを推奨します。

私はCanvaってスマホアプリで作ってます。
フォントが豊富でオススメ

デザイン的にする時は何かのロゴとかをパクってました。描ける人は尊敬します。

Canvaの画面 2022年のチーム幕です
oasis風でした

その2 分割する

デザインが決まったら紙に印刷する準備。
PCで作った場合もデータをスマホに飛ばして分割。
分割は「でかプリント」ってアプリで100円課金しました。写真を2〜100分割出来ます。

元絵をトリミングして一部分ずつ分割するとどんなサイズにも対応出来ます。このアプリは超オススメ。

でかプリントの操作画面
半分にトリミングして分割

その3 印刷する

分割できたらカメラロールに保存してそれを印刷します。プリンターがない場合はネットプリントでコンビニで印刷出来ます。(手軽だけど超時間かかる。)

その4 貼り合わせる

印刷したのもをガイドに沿ってノリで貼り合わせて1枚の紙にします。よほど細かい絵でない限り多少ズレても気にしないで大丈夫です。

貼ったら余分な部分をカットします。
全部貼り合わせてからカットした方が早く仕上がります。

ガイド通りに貼るだけ
今作ってるやつです
完成 この段階でけっこう満足できる
誰のか即バレですね

その5 転写する

文具屋でカーボン紙を買ってきます。
うちの近所だとイオン松江にあります。
1冊10枚入り300円くらい。
枚数あればあるほど楽。私は2冊。

昭和の人間には説明不要ですが、
布にカーボン紙を並べて、貼り合わせた下絵を乗せて、ボールペンでなぞります。

少しずつカーボン紙をずらす事になるので、下絵がズレないように注意。
紙の上に乗ってしまうと簡単です。

布にカーボン紙を並べる
転写完成 結構ちゃんと写ります

その6 色を塗る

メインです。

私は100均のアクリル絵の具で塗ってます。
水に強いので防水加工不要。
ダイソーとセリアじゃ色の質が違うので、白黒以外の時は同じ店舗で買いましょう。(過去黄色でやらかした)

初期はマステで保護してから塗ってたけど、そのうち面倒になってダイレクトに塗りました。

白色は布が淡い色だと目立たない。濃い色だと発色悪い。重ね塗りしすぎると割れる。だから白は難しい。(他チームの幕も白塗りの部分はめっちゃ見てます)
確実にパキッと白にしたい時は手間だけど白い布を貼る方が綺麗に仕上がります。

1度塗りの状態 白が透ける
この時は白の面積が大きいから白い布貼って赤や青の色を塗った 

絵の具が乾くとカチカチになるので、筆やパレットは毎回ちゃんと洗いましょう。固まった時はドラッグストアとかで売ってる無水エタノールでなんとかなります。

その7 縁の折り返し

そのままだとピラピラするので端っこを折り返して糸くずが出ないようにします。
ミシンが綺麗に仕上がるけど、この為に買うのもアレなので布用のノリで貼り合わせてます。
両面テープもあるようです。

目分量で折り返すと早くていいですが、「5センチ幅」みたいにちゃんとしないと、試合の都度折り畳む時に微妙に角が合わなくて少しイラっとします。

塗ってアイロンで熱加えると強力接着
性格が1番出る工程

その8 ハトメをつける

紐を通す穴をつけます。

100均やホームセンターで売ってるハトメと、それを取り付ける工具を買ってきます。
サイズが何種類かあるので、自分の使いたい留め具のサイズと合わせましょう。

穴開けたい部分に布や皮を貼って補強し、カッターやハサミで穴あけて、ハトメパーツぶっ込んで、工具でカンカンする。難しくないです。

補強しないと強風の時に破ける


以上で出来上がり。

あとは当日試合会場に持ってって掲示するだけ。私は紐でなくて結束バンド使ってます。結構便利でおすすめ。

最後に 横断幕のススメ

サポーターが思ってる以上に選手は横断幕見ています。
話を聞いている体感では、会場入りして真っ先に「俺の今日どこにある?」とチェックする選手もいてるようです。

作った幕を選手自らSNSに投稿してくれたり、ファンや選手の関係者が自分の幕を記念に写真撮ってたり、その後本人がアレ欲しいって貰っていったり、家に飾ってくれてたり、なんて事を聞いたりします。とにかくサポ冥利に尽きるエピソードを沢山見聞きしました。

もちろん業者に作成依頼するのもいいです。が、手作りだと断然お安く仕上がります!!!
ぜひチーム名やお気に入りの選手のためにまずは1枚作ってみませんか?

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