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「行動が大事だ」って今更分かったよっていうハナシ #ノートの切れはし

先日、大学時代の友人たちと山梨へキャンプへ行った。俗にいう「グランピング」というやつで、テントには調理器具一式から寝袋、冷蔵庫まで完備されており、アウトドア初心者でも気軽に楽しむことができた。

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今日の「#ノートの切れはし」 は、簡単な旅行記と一泊二日で感じたことを書き残しておこうと思う。

今回の旅行には、大学時代に共にダンスで知り合った同期&先輩の女子4人が参加した。元々仲の良かった4人が、時期は違えどそれぞれ上京し、別々の道で今も頑張っている。

3か月ほど前に4人で飲んでいるとき、一人の先輩が「今度、グランピングに行こう!」と言った。全員もちろん賛同したものの、”みんな職業も休みもバラバラで予定が合わないし、ほんとうに実現するのかな?”なんて思っていた。

言い出しっぺの先輩がその場でいくつか候補日程を決め、そこから1週間足らずでテントサイト&レンタカーの予約まで、ほぼひとりで準備してくれた。何かを成し遂げるために必要な「たった一人の熱狂」ってこういうことかななんて思いつつ、出不精な後輩を連れ出してくれた先輩に、ここで感謝の気持ちを述べたい。(見ていないと思うけど。)


そんなこんなで、9月も終わりに差しかかる頃、レンタカーを借りて山梨のキャンプ場を目指した。私たちが訪れた、『白州・尾白 FLORA Campsite』は、4年前に家族で始めたキャンプ場で、1日4組限定の完全予約制。気さくなご夫婦と綺麗な娘さん、人懐っこい小さな男の子と可愛い犬たちが出迎えてくれる最高の場所だったので全力でおすすめする。

夕方にサイトに到着し、ご主人から器具の説明や火の起こし方のレクチャーを受けた。「ファイヤースターター」と呼ばれる火打石のような器具を使っての火起こしは、初めての経験でとても興奮した。(結局うまく使えずチャッカマンというチートを使用したが…。)

そのあとはBBQや燻製、深夜のボードゲーム。スマホを見る暇がないくらい、存分に楽しんだ。

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パチパチと炭が燃える音、香ばしいにんにくの匂い、虫の鳴き声、そのどれもが最近の日常とはかけ離れた体験で、とにかく心地がよかった。そして、「空気がおいしい」だなんてよく聞くけど、実際に感じる時がくるなんて思っていなかった。

北海道の田舎から東京にやってきた私は、特別東京という街に不満はなかったつもりだった。けど知らず知らずのうちに、どこかすり減っていたのかもしれない、何かが欠けていたのかもしれない。自然のなかで、そんな風に思った。

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翌朝、雨予報だった天気もすっかり晴れ、昨晩の残りを使って朝食を食べた。これがまた美味しくて美味しくて、「今日の朝食おいしかったねえ」と何度言い合ったか分からないほどだった。

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キャンプサイトを出たあとは、最寄りの温泉に浸かり、近くの『中村キース・へリング美術館』へ。

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洗練された作品たちと空間の素晴らしさに圧倒されながら、デザイナーのくせにデザインやアートに積極的に触れてこなかった自分を悔やんだりもした。(すぐ悔やむ。)

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自然と美術に触れるという完璧すぎる旅を終え、渋滞する帰りの車の中で思ったこと。

実際に足を動かしてどこかに行く、新しいものを見る、美味しいものを食べる。家の中で100回youtuberのキャンプ動画を見るより、1度自分でやってみたほうが何百倍も本質に気づける、感動できる。

頭では分かっていても出来ていなかったことが、今回の旅でようやく身に沁みて理解できたような気がする。

このつぶやきの内容がスッと入ってきたのも、今回の経験があったから。

ささいなことでもいい、もっともっと現場での生の経験を重ねて、深みのある人間になりたい。そんなふうに思った。

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とはいえ根っからのインドア野郎なので、どこか連れ出してくれると嬉しいです。お待ちしてます。








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