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「働いたら負け」は本当なのか?

しばらく前に「働いたら負けだと思っている」という言葉がバズったことがあります。現実問題としてブラック企業とか過労死とかうつ病とか自殺とかが何の対策もなされないまま放置されている世の中を見れば、そんな気分になるのもわからなくもありません。また、この発言が最初にバズった2004年頃には生活保護が手厚いことが問題視され始めた頃でしたから、「働かずに生活保護を受ければいいや」というメンタリティを肯定する1つのキッカケになったのかも知れません。

「働いたら負け」は本当なのか?

実際、この「働いたら負け」の半分くらいは真実です。トマ・ピケティの「21世紀の資本論」という本が話題になったことがありましたが、要するにこれ、「労働するよりも資本を持った者が勝ちだよ」という実に身も蓋もない残酷なお話なのです。では何でビル・ゲイツとかジェフ・ベゾスとかイーロン・マスクなどはすでに大金持ちなのに働き続けているのかというと、それは彼らがお金が目的で働いていないからです。言ってみれば、仕事を趣味とする、仕事ジャンキーそなのです。人間というのは不思議なもので、趣味で働く方が生活がかかっている時よりも没頭して働くのです。僕もまったくお金に困っていない億万長者の上司に仕えたことがありましたが、あまりに働く人なので本当に辟易としました。


では一般人の場合はどうなのか?

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