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日本は子供を減らしたいのだろうか?

昨日、講演の質疑応答の際に、このような質問をいただきました。

「松井さんはたびたびメルマガなどで現在の学校教育を批判されていますが、今もし日本で子育てをする立場だったら、どうすると思いますか?」

これ、現在子育ての真っ最中の方にとっては本当に深刻な問題だと思うのですね。

私立はまだしも、僕は現在の日本の公立の学校には絶望感しか抱いていません。無論、公立の学校教育の全て悪いわけではありません。現に僕がこうして日本語の文章を読んだり書いたりしているのだって、間違いなく日本の義務教育のお陰だからです。

しかし、現在の日本で公立の学校にいくのは、時代にそぐわない価値観を植え付けられたり、いじめの被害にあったりするリスクがあまりにも高すぎるような気がするのです。そんな思いを決定的なものにさせてくれたのが、今話題の神戸市の小学校の教師間のいじめ問題です。

まず、教師が教師をいじめるという事件が起きただけでもあり得ないのに、その後の対応はさらにずっとあり得ないものです。いじめた側の教師がやったことはれっきとした犯罪なのに、なぜか彼らはいまだに誰も逮捕されていません。

また、事件を起こした教師たち謝罪文を発表したものの、なぜか自らが父兄の前に出て真摯に謝ろうとは思わないようです。

そして学校側がとった対応と言えば、なんと給食からカレーを廃止することなのです。一体どういう思考回路をしているとこのような対応にを考えつくのか、僕には理解できません。罪を冒したのは教師であって、カレーではないのです。罪を犯したものは謝罪する。罪を引き受け、しかるべき罰をうける。それは当然のことです。まずはそこからスタートではないでしょうか?

そしてこの事件の影響からかいじめが急増しているという報道がありましたが、児童たちの手本になるべき先生たちが率先していじめをしても謝ろうともせず、おまけに罰せられないのですから、いじめが増えて当たり前です。

そこで今日のこの記事では、一体なぜ学校がこんなふうになってしまったのか、一体どうすればいいのかを考えてみたいと思います。

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