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プログラミングなんか覚えても意味がない?

しばらく前に次のような質問をいただきました。質問が長すぎていささか辟易として放置しておいたのですが、時折同じような趣旨の質問をいただきますので、今日はこれに答えてみたいと思います。

さて、まず最初にこのやたらと長い質問をもう少し簡潔にまとめてみましょう。

「プログラミングはWord やExcelのように広く使われるツールとはなり得ません。したがって、一般人には学習の意義が見出せません。松井さんはいかがお考えですか?」

だいたいこんなところでしょうか?

ちょっとこれを別のことに置き換えて考えてみます。

「日本語は日本人ならば誰もが喋る、非常に便利なコミュニケーションツールです。とても役に立ちます。しかし、英語は外資系に勤めている人とか、外国人と仕事している人しか必要がないから、学習する意味がありません。松井さんはいかがお考えですか?」

おおよぞ同じような理屈ではないでしょうか? 確かに一理あるような感じもしますね。現に、英語についてこのように言う方は少なくありません。

でも、本当にそうなんでしょうか?

プログラミングはプログラマでもない限り、本当に覚える必要がないのでしょうか? あるいは直接役に立たないまでも、日本史や漢文と同じような教養と捉えて、学習しておいたほうがいいのでしょうか? 

僕は、複数の要因により、「プログラミングは学習しておくべき」と考えています。そこで今日はこの質問への回答を兼ねつつ、僕がなぜそう思うのか、順番に説明したいと思います。

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