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ビッグデータとAIの時代だからこそ、小売店が取るべき7つの戦略

世の中には、懸命に働いている人がたくさんいます。

街角の文房具屋さんのオーナーも、アマゾンの社長のジェフ・ベゾス氏も、おそらく同じくらいハードに働いています。しかし、アマゾンと文房具屋さんの差は今後さらに広がるばかりです。

その原因は、ビッグデータとAIの活用にあります。

アマゾンは今後ビッグデータとAIを活用して、さらに賢く、より大きくなっていきます。なぜなら、小さいお店とアマゾンとでは、集まるデータの量に絶対的な差があるからです。そしてこの集められるデータの量の差が、あらゆる武器となって小売店に襲いかかるのです。

データは宝の山です

顧客から集まるデータは宝の山です。集めたデータをAIを使って解析することで、顧客の動向をこれまでとは桁違いのスケールで把握することが可能です。ある商品を買った人が次に買いやすいのはなんなのか、どんな商品を一緒に買う傾向があるか、顧客の住所、年齢、性別などなど、今やありとあらゆることが追跡可能です。そしてアマゾンは顧客数が極端に多いので、こうしたデータを極めて集めやすい立場にいます。その結果、小売店がどれだけ束になってかかっても敵わないほど緻密に顧客を分析し、効果的なプロモーションなどを行うことができるのです。

一方、小売店はそもそもそこまで顧客が多くありませんし、セールスの大半が対面販売ですから、顧客の緻密なデータを得る手段さえありません。また、仮にデータがあったとしても解析に必要な専門知識も持つ者がいませんし、プログラマだってそこまで抱えていません。このため、小売店は基本的に1980年代の延長のような手法で販売を続けるしかないのです。

そう。小売店はあまりにも不利な立場にあるのです。

現在アメリカでは、小売店の倒産が凄まじい勢いで続いています。シアーズやトイザらス、そして最近ではフォーエバー21の倒産が報じられていますが、 こうした大規模チェーン店だけではなく、大小様々な小売店がアマゾンとウォールマートの猛威にさらされて潰れ続けています。

そんな小売店には、もうチャンスはないのでしょうか? 一体どうすれば、こんな状況下で生き延びることができるのでしょうか? 

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