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親が理解できない職業に就こう

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AIがさらに進化したら、今の職業はどうなるのか? そんなことがずっと議論されています。僕も今までにたくさんの記事を書いてきました。

正直言ってAIがさらに高度に発達したらどんな世の中になるかなど、僕にもまったくわかりません。ただ、確かに起きるだろうと思うことは、現在は職業とは思われていないことが職業になったり、現在は存在しない職業がたくさん生まれてくるだろうな、ということくらいです。これだけは間違いないでしょう。

なお、このような変化は別に今に始まったことじゃなくて、もう30年も前に起きていました。例えば、僕が就職活動をしていた31年前にはマイクロソフトもアップルもそれほど大した会社ではなかったのです。少なくとも、有名大学を出て、第一志望に掲げるような会社ではありませんでした。世間から少なからず注目はされてはいましたが、花形の就職先は電機メーカーだったり、銀行だったりしたのです。パソコンメーカーでプログラマとかプロジェクト・マネージャーって、まだまだなんか世間に認知されていない不思議な職業の類だったのです。

この当時、コンピュータ本体とキーボードとモニタとプリンタを買い揃えると70万円くらい軽く吹き飛んだ時代でしたが、パソコンなんて特殊な人々が買うものだったのです。「コンピュータ」っていう言葉は、なんか今のAI ぐらい意味不明な響きを持っていました。今となっては隔世の感がありますが、とにかくそんな時代だったのです。

僕がアップルに就職した頃はそこから3年後ですから、今から27年前です。で、うちの両親はそんな会社が存在することも、それが何をしている会社なのかも知りませんでした。やがてiMacがヒットしたりして段々わかってもらえたわけですが、僕がその会社で具体的に何をしているのかは、ついぞ何だかよくわからなかったのではないかと思います。

子供は親が理解できない仕事に就くべき

今日そんな話をちょっととある著名人としていたのですが、「それってすごくいいんじゃないですかね? 子供は親が理解できないことを仕事にするべきなんですよ」と言われたのです。その人も、どう考えても親御さんが全く理解できなさそうなことを仕事にしている方だったので、妙に説得力がありました。というわけで、今日のメルマガのテーマは「親には理解できない仕事に就こう」です。

今後は好むと好まざるとに関わらず、今ある仕事の大半はAIに置き換わるか、AIをうまく使いながら進めるようになると思うのです。そして人間のやる仕事は、基本的に次の2つに絞られると思うのです。一つは人間でしかできない仕事で、もう一つはAIがうまく仕事をしてくれるよう、AIをチューニングする仕事です。

人間しかできない仕事

では、人間にしかできない仕事って何でしょうか?

それは、ドラマを作り出すことです。

例えば今、こんまりの番組がネットフリックスで流行っていますが、片付けがあんなドラマになるなんて、ほとんどの人は考えても見なかったと思うのですね。でも、片付けが人間ドラマに昇華させたことで、こんまりは世界で大ブレイクしました。

どうやって人間ドラマを生み出すか。これが肝だと思います。ですから、中学生のヒッチハイカーも小学生のYouTuber も、方向としては多分とっても正しいのです。将棋の藤井七段の大活躍に僕らが声援を送るのも、そこにドラマがあるからです。AI同士の将棋がどんなに強くても、お金を払って観る人は多分いないでしょう。AI同士の勝負をうまくドラマ化しようと思ったら、なんとかして人間を絡めて、感情が揺れるドラマに仕立てていく必要があるんでしょうね。

AIをチューニングするって?

では、AIをチューニングするってどういうことなのでしょうか?

こちらは、イメージとしてはポケモン・トレーナーです。ポケモンって、人間の代わりにポケモン同士が戦ってくれますよね。そして人間の役目は、ポケモンをトレーニングすることです。僕がイメージする人間とAIの関係は、ちょうどトレーナーとポケモンのような関係です。人間はAIをトレーニングして、AIにお金を稼いでもらうようになるのです。

ピンとこないかもしれませんが、会社単位で考えると、もう世界はそのようになっています。TwitterをモデレートしてるのはAIですし、Googleの表示順位を決めているのもAIです。アマゾンのおすすめもYoutubeのおすすめもみんなAIが編み出して表示しています。そして僕らはAIが提供するサービスに対してお金を払っているのです。

そして人間の仕事と言えば、AIをチューニングすることです。

やがてこの流れは、中小企業にも個人にも降りてくるでしょう。そしてお金を稼ぐのはAIの仕事になっていくのです。

親に理解してもらわなくてもいいんです

で、この記事に書いたことの多くは、今就職を迎えつつある若者たちの親御さんにはなかなか理解してもらえないでしょう。頭で理解できても、諸手を挙げて賛成できないでしょうね。

でも、未来はそっちにあるんです。

だから若者の皆さんは、親の言うことなんて適当に無視して、是非惹かれる方へと進んでください。こんな凄まじい時代の境目を生き抜くのに必要な能力は、親や先生の言うことに粛々と従うことではなく、失敗を覚悟しつつ新しいことにゴリゴリとチャレンジしていく能力だからです。ゴリゴリとチャレンジする自信のない人は、とりあえず語学力と何らかの専門性を身につけておいてください。多分どう転んでも大失敗はしないと思います。

それではまた明日。

なお僕は、こんな感じの記事を基本的に毎日書いています。もしよろしければ、定期購読を是非よろしくお願いします!

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松井博

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松井博

Brighture English Academy 代表 ( https://brighture.jp/ ) 著書:「日本人のための 一発で通じる英語発音 」など。twitter: https://twitter.com/Matsuhiro

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シリコンバレー、フィリピン、東京の3ヶ所に拠点を置くBrighture English Adacemy 代表、松井博が、日々あちこちで感じたこと、思ったこと、考えたことなどを徒然なるままに綴ってゆくメルマガです。
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