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出血をしてでも膿は出し切ろう

まずい状況なのは薄々わかっているのに、目を瞑って問題を先送りし続けたことはありませんか? 僕は何度もあります。個人的に一番ヤバいことだと、なんとなく胸が重苦しいのにストレスのせいにして検査を先延ばしにし続け、いよいよ歩くのもしんどくなってきて検査を受けたら、冠動脈が完全に詰まっていて、危うく死ぬ一歩手前だったことです。

ここまで酷くなくても、「この悪い習慣をやめなくちゃ」「この赤字の原因を摘まなくちゃ」「いっそ離婚した方が自分と家族のためだ」など思いつつも、予想される痛みや苦しみが怖いばかりに、思い切った決断をすることを先延ばしにしてしまうことってよくあると思うのです。

サンクコスト(埋没費用)

こうしたことは、洋の東西を問わず起こります。なぜそうしたことが起きるかというと、今までの投資がもったいないと感じてしまうからです。こうして問題を先延ばしにすることで堆積する費用のことを、サンクコスト(埋没費用)と呼びます。そして問題を先延ばしにすればするほど、このサンクコストは増大します。サンクコストというのは Sunk cost と書くのですが、すでに沈んでしまった費用というわけです。

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