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テクノロジーは遠距離恋愛を成立させるだろうか?

皆さんは、遠距離恋愛をしたことがありますか?

僕は2回経験があります。

1度目は高校卒業直後のことでした。僕はアメリカの大学に進学し、彼女のは日本で専門学校へと進学しました。ま、当然のことながら続きませんでした。当時は電話をすると1分100円以上しましたから、貧乏学生だった僕らにとって、国際電話なんてオプションにさえならなかったのです。手紙を書いて投函すると、そこから着くまでに一週間です。仮に彼女がすぐに返事を書いてくれたとしても、またさらにそこから一週間で、一度やり取りするのに2週間かかりました。彼女から手紙がくると穴が開くほど何度も何度も読み返したものです。

僕も大学の勉強が非常に忙しく、徐々に手紙を書く頻度が落ちていきました。本当に寝る間もないほど勉強していたので、仕方がないことです。2年後に一時帰国したときには、彼女はもう別の人と付き合っていました。何だか金槌で殴られたようなショックを覚えたのを今でもよく覚えています。ま、今思い出すと、あれはあれで懐かしい思い出ですが。

もう一回は、今度は僕がアメリカの大学を卒業して、日本に帰った時のことです。日本で就職した僕は、そのまま先の見えない遠距離恋愛に突入しました。今度は社会人だったので、お金を気にせずに頻繁に電話をしましたが、給料が右から左に電話代となって消えていく感じでした。半年後に1度だけアメリカに会いにゆき、1年後に彼女が会いに来てくれ、そしてそれで終わりました。お互いに好きな人が身近にできてしまい、立ち消えてしまったのです。

もしもあの頃に、LINEとかFaceTIme のようなテクノロジーがあったら、果たして遠距離恋愛は成立したのでしょうか? 成立したような気もすれば、しなかったような気もします。そんなわけで今日は、「テクノロジーは遠距離恋愛を成立させるか?」について、考えてみたいと思います。

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