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「相互監視」と「抜けがけ禁止」は日本のカルチャーです

昨日の朝日新聞の技能実習生の記事が話題になっています。

まったくひどい話ですが、率直に言ってなんの驚きを感じません。「今日も日本は平常運転」という印象です。例えばこれ、AKB48の恋愛禁止といったい何が違うんでしょうか? また、日本全国に数知れずあるブラック企業も相当ひどい話ですが、それらの企業が槍玉に上がり、厳しく罰せられたという話も聞いたことがありません。

考えてみればブラック企業も長時間残業も過労死も30年以上前から社会問題化しているのに、一向に改まる気配さえありません。昨今話題の外国人実習生制度も、これがひどい話だって声は僕が20代の頃からあったのですが、今日もまた放置プレイが続いています。

みんなで平等に辛いのがポイントです
日本に住む上で一番大切な事は、空気を乱さないことです。効率的に業務を行うとか、業績を上げるとか割とどうでもいいのです。それどころか人権も法律遵守も二の次です。みんなで平等に辛い思いをして、愚痴を言い合って励まし合う。これが日本人のあるべき姿なのです。そしてそこから抜けようとしたり、改善しようとしたりすると猛反発を喰らいます。

具体例を挙げましょう。


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