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日本の学校は軍隊と大差ありません

先日ツイッターにこんなツイートが流れてきました。

これ、実は僕もアメリカの高校に通い始めた時に、まったく同じようなこと感じたのです。そこで、そういう趣旨のことを呟いてみたら、1日で250回以上リツイートされました。共感する人が随分多かったようです。お返事もたくさんいただきました。

本当に日本の体育って軍隊じみています。炎天下で行進の練習を延々とやらされたことありませんか? 一人がちょっとでも間違えると、最初から全員がやり直しです。私はアメリカ以外はよく知りませんが、あんなことを幼稚園や小学校のうちから公共の教育機関でやらせている国って多分あまり多くないと思います。北朝鮮や確実にやっているでしょうね。もしかすると韓国もやっているかもしれません。あとはちょっと思いつきませんが。

例えばアメリカの場合だと、行進の練習どころか「前ならえ」「小さく前ならえ」「気をつけ」「休め」とかですら、一度もやりません。その後私はアメリカで子育てをしましたが、子供らも一度も体験しませんでした。長男は高校からマーチングバンド部に入ったので、そこで初めて行進を習いましたが、これが例えば野球部だったら絶対にやらなかったでしょう。アメリカで教育を受けると、マーチングバンド部か軍隊に入らない限り、行進の練習は一生することがありません。

そう言えば僕が日本で高校1年生だった時に、神奈川県で高校総合体育大会が開かれたんです。なぜか我が母校がその入場式で組体操を披露することになったのです。そしたら1学期の体育の授業はすべて潰され、ひたすら入場式と組体操の練習が繰り返されました。あれは一体何だったんでしょうね? 今でもとりあえず行進だけは自信あります。

軍隊じみているのは体育だけではない
実は軍隊じみているのは体育や運動会だけではありません。例えば詰襟の制服も、セーラー服も、元々は軍隊の制服を模して作ったものです。それからランドセルも、幕末に洋式の軍隊制度を導入した際にオランダからもたらされた背嚢「ransel(「ランセル」または「ラヌセル」)がなまって、「ランドセル」となったものです。やがて管制のの学校ができた時に、これがそのまま導入されたようです。

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