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学校でも会社でも、教えてもらえないこと

まだ高校生ぐらいだった頃、なぜ学校で10教科とか学ばなければならないのか、どうにも腑に落ちませんでした。明らかに一生使わなそうな知識を色々と覚えては答案用紙に書きなぐり、テストが終わるたびに右から左へと忘れていく学校教育というシステムに、なんの価値も意義も見出せませんでした。

それから炎天下や寒空の校庭に並んで校長先生のお話を聞くことにも、なんの意味があるのかさっぱりわかりませんでした。また、部活動で1年年上というだけで無能な先輩がいばり散らしているのに至っては、本当にマジキチとしか思えませんでした。

なぜ制服が必要なのか、なぜたくさんの教科を学ぶ必要があるのか。なぜアルバイトをしてはいけないのか。なぜ人間的に最低な先輩に従わなければならないのか。意味がわからないことばかりでした。

僕にとって学校というのは「何も考えずに従うこと」を教えてくれたところです。考えて質問したり反抗したりした日には「屁理屈こねるな」なんて殴られるがオチでしたしね。とにかく何も考えずに、黙ってやり過ごすのが一番理にかなった時間の過ごし方でした。

アルバイトで学んだこと
一方で、学校なんかよりもずっと楽しく、学びが多かったはアルバイトでした。最初のバイトはどうってことのないチェーン店のレストランだったのですが、そこでの半年間の方が、高校3年間よりもよほど勉強になりました。

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