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AI時代に必要な教育ってなんだろう?

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「AIが人間の仕事を奪う!」

そう言われるようになってもう暫くになります。AI に奪われにくい仕事は何だろうか?など、いろいろなことが議論されてきました。僕自身も5年前に『機械に奪われない仕事ってなんだろう?』と題したtogetterのまとめを作ったことがあります。当時8万PVくらい読まれました。

5年前と今ではAI化はあまり進んでいないように感じるかもしれません。僕も漠然とそんなふうに感じていたんですね。でも、AIはこの間に確実に進化を続けてきました。AIスピーカーなんていうかつてはなかった商品が出てきましたし、インスタやアマゾンやYoutubeの「おすすめ」の精度は格段に向上しました。AIの発達を規制する法律があるわけじゃありませんから、僕らの望むと望まざるとにかかわらず、現実はドンドン進んでいってしまうのです。

会計と税務は90パーセント機械になった
僕は日本とアメリカで会社を経営していますが、圧倒的に違うのが会計や税務にかかるコストです。アメリカではもう10年くらい前から、オンライン会計・税務サービスが一般化しています。僕自身も起業当時からこうしたサービスを利用していますが、最初の設定だけ済ませてしまえば、あとは労働時間を入力するだけで給与の支払いはもちろん、天引き、税金の納入などなど、全てやってくれます。また、出退勤を管理するタイムカード・システムと連動させることもできます。今やアメリカ中のスモールビジネスから大企業までみんなこうしたシステムを使用しており、どの企業も以前ほど会計士や税理士を使っていません。実感としては、会計や税務に関する業務は、すでに90パーセントくらい機械に取って代わられた感じです。今後もさらにリファインされていくでしょう。なお、アメリカだとADPとPaychexという2社がよく知られています。興味のある方は、これらの会社のホームページを覗き込んで見てください。

ADP
Paychex

日本はこの分野ではアメリカに10年以上遅れをとっているのではないでしょうか? 日本でも最近、富士通が総務や経理などの間接部門5000人の配置転換を発表しましたが、むしろこれまで5000人もの人員を維持していたことの方が不思議なくらいです。

ゴールドマンサックスも昨年までにトレーダー600人をAIに置き換えてしまいました。先週の株価の上下動の際には「AI売り」なんて言葉が聞かれましたが、AIは確実に人間の仕事を置き換えつつあります。

ついに無人車が走り始めた
次に、下のビデオをご覧ください。これはネバダ州のごく普通のおっちゃんによって住宅街で撮影されたものです。

見ての通り、完全な無人車が走っています。
これ、ドミノ・ピザとフォードが共同で始めたピザの自動配達プロジェクトです。現時点ではもちろんまだ実証実験ですが、ついに公道で無人車で走らせて始めています。僕がこのビデオを見て思ったのは「あ〜〜。最初は配達からか〜〜!」です。タクシーのような人間を乗せて運ぶ仕事はまだまだ心理的抵抗感が大きいですが、ピザや荷物を運ぶ車が無人で走行するのは心理的に受け入れやすいでしょう。フォードでは2021年には配達業務用の自動車を自動運転車に置き換えていきたいとしているようです。アメリカの大型食料品店 Krogger も食品の自動配送を発表しています。わずか3年後です。

なお、無人車が人間を運ぶサービスも始まっています。シンガポールではGrabというアジア版Uberのような会社がnuTonomyというテック企業とタイアップして公道で自動運転車を走らせ始めました。これは通行人が撮った映像ですが、見ての通り完全に無人で走っています。

では一体、自家用車向けの自動運転はどうなっているの?というと、こちらはテスラが先週リリースした最新バージョンのAutopilotのレビューです。まだ完全に自動運転ではないようですが、相当アシストしてくれるようです。これは一度体験しなくちゃ、という気持ちにさせてくれます。

カウントダウンが始まった
テクノロジーの進歩はこんなふうに確実に迫ってきていて、もはやカウントダウンが始まりつつあります。まずは最初は人間の心理的な抵抗が少ないところから徐々に入ってくるでしょう。また、すでにある程度自動化が進んだエリアにさらにAIが加味され、精度が高まっていくのです。無人レジなんていうのも一度広がったらもう元に戻ることはないでしょうね。

一体どのくらいの仕事がAIに奪われるのか、具体的に想像するのは実に難しいことですが、かつて江戸時代には農業が人口の80パーセントによって営まれていたのに、今はおよそ3パーセントというのは一つの指針になるような気がします。つまり、最終的にはおよそ8割が機械化すると考えてよいのではないでしょうか? 無論ここに至るにははおそらく50〜100年くらいかかるでしょうが、それでも多くの人が強い拒絶反応を起こすスピードなのは間違いないでしょう。

未来の仕事はどうなるの?
じゃあ僕らは何をやっていくのかというと、方向は3つあるだろうと思っています。

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