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根性をつける方法

中学生になって部活動を始めると「根性」という言葉に出くわします。この言葉の正確な定義は今ひとつ定かではありませんが、なんとなく「辛いシゴキに耐えられる精神力がある」といったようなイメージのようです。また、強靭な意志が持ち主に対しても褒め言葉として使われます。どんなことがあろうとも、一度決めたことは何が何でもやり通す力とでも言えばいいのでしょうか?

しかし、根性が必要になるシーンなど、中学生ではまだ部活動くらいしかないので、この言葉は自ずと部活の場で多様されます。そして残念なことに、「あいつは根性がある」と褒め言葉で使われるよりも、「あいつは根性なしだ」と誰かを貶めるときに使われることの方が多い印象です。例えば誰かが部活を辞めようとすると「あいつは根性なしだよな」と罵り、辱しめる感じです。そしてその結果、部活がとても辞めにくくなります。あるいは無事に辞めても、なんとなく肩身が狭くなります。

同じことは会社に就職してからも続きます。1人だけ残業をせずに帰りにくいものですし、休日出勤だって1人だけ嫌だとは言いにくいものです。そんなことをすれば、間違いなく「あいつは根性なしだ」「自分勝手だ」などと陰口を言われます。

そしてなんとなく会社が辞めにくくなります。会社を辞めようとすると最初こそは慰留されますが、すぐさま「根性なしの勝手な奴」というレッテルを貼られます。中には面と向かって言う人さえいます。僕も言われました。

ではそもそも、「根性がある」というのは、本当のところどのような状態なのでしょうか? そして根性というのは、どんなところで発揮すべき部類の気質なのでしょうか? 今日はそんなことを考えてみました。

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