”線”は何を分けたのだろう…。
線を引いてみた。この線がなければ、特に何もない白いキャンバスだ。
しかし、この線があることで、線の上と下という関係がつくられた。何もない白いキャンバスに上下という関係がもたらされた、ではこの線は何をわけたのだろう。
分けようと思って意図的に描かれた線ならば、それを引いた人の意図によって何かを分けたことはわかるのかもしれない。しかし、引いた人にその意図を聞くことがなけければ、その意図を知ることはできない。でも、何かを分けたようなイメージを持ってしまう。その意図はわからなくとも。
線を引くことには注意が必要だ。線は、意図していなくとも「分ける」イメージを誰かにもたらしてしまうからだ。
線を見た・線を引いた経験によって、知らず知らずのうちに「線によって分けられる」イメージが積み重なっていく。
心の中にも、見えない線引きをしているかもしれない。
知らず知らずのうちに。
その線を消しゴムで消すことができたらいいのに…。
今日も新しい気づきをありがとうございました。
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