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誰も役割をあてがわれない。近未来的なイベント運営手法について。

先日、大阪のグランフロントにて「近未来のセルフデザイン|交流会」というイベントを開催したんだけど、その運営手法が非常に近未来的だったので、ご紹介したい。

おそらく、通常のイベント運営って、主催者がタスクを割り出し、それらをメンバーに割り当てることで進んでいくと思うのよね。

今回、そこが根本的に異なる。

メンバーひとりひとりが、自らのタスクを考え、提案し、それらをまっとうする形で成り立っている。

つまり、誰も役割をあてがわれていない。

そして、実際におこなわれた業務を書き出していって、各メンバーの貢献度を算出し、利益分配。

こんな形で、スムーズにイベントが運営された。

会場:株式会社オカムラ Open Innovation Biotope "bee"

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いったい、なぜ、このような形が成り立つのか?

それは、イベント運営の母体である「人と会社のリデザインチーム」が、個が集まってできたコミュニティのような存在だから。

みんな、自分が参加したいから参加し、自分にとってちょうどいいペースで関わる、それが大前提。

会社の雇用契約のように労働力と賃金を交換している訳ではないので、組織側はなんら拘束力を持たない。

つまり、個々の主体性で成り立っている組織と言える。

そんなチームだからこそ、協働するときは、必然的に、それぞれ自分の得意とする役割や興味ある役割を担うことになる。

チームとして動いているんだけど、自分の欲求に従って動いている、そんな感じかな。

今回も、イベントを実現するために必要なことを各自が考え、自分のできる範囲で実践した感じなのよね。

これって、かなり近未来的だなーと思う。

同様の形でイベント運営する際に使える「貢献度可視化シート」を公開するので、興味のある方は、ダウンロードして使ってみてほしい。

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>人と会社のリデザイン|貢献度可視化シート


そして、最後にひとつだけ。

この記事を読んで、「誰も名乗り出なかった業務は誰が担当するの?」と思った人がいるかもしれない。

でも、そういう状態って、個々の主体性で成り立っているチームにおいては、そもそも起こりにくいのよね。

なぜかというと、そういう状態になるってことは、その活動(今回ならイベント)へのメンバーの熱量が低いということで、そういった活動は企画段階で潰れる。

逆に言うと、熱量の高いチームで熱量の高い活動をしていくことが前提になっていないと、この手法は使えないということ、かな。

その点、ご注意を。

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