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「一肌脱ぐ」ワーケーション

MALL(経営学習研究所)のお声かけで静岡でワーケーションについてお話しさせていただく機会をいただきました。MALL、静岡市役所並びに関係者のみなさまに感謝いたします。

今回の自分の話でキーワードとして挙げさせていただいたのは「一肌脱ぐ」ワーケーションでした。これまでも一旗あげる(=新規事業や起業)、一皮むける(=ストレッチや修羅場経験での成長・学習)という言葉はありました。多分ワーケーションという文脈ではこれらに加えて「一肌脱ぐ」ということはウェルビーイングやSDGsなどにも関連してくるひとつのキーワードになると思っています。

いろいろなワーケーションがありますが、そのなかで地域の社会課題にコミットする際に「その地域のためなら、この人のためならいっちょやるか」という感覚が「一肌脱ぐ」です。

地域にとって関係人口創出の意味合いも強い日本型ワーケーションの特徴はこうした「一肌脱ぐ」という言葉で表現できるのではないでしょうか。こうした気持ちはそもそもどんなもので、どのように湧いてくるのか、また湧くようなデザインができるのか?

ワーケーションの効果検証についてのモヤモヤも当日話題に出ましたが、企業や組織において「一肌脱ぐ」感覚が社員やメンバーの中で醸成されることはワークエンゲージメントをはじめ、ビジネスや組織開発、人材育成において結構重要で、ひとつの目的になるのではないかと思っています。

英語で見てみても説明的な表現はあるのですが、なかなかしっくり来る表現がありませんでした(こんな表現あるよ、とぜひ教えて欲しいです!)。そういった意味でも日本的と言えるかもしれません。

「一肌脱ぐ」のデザインについてぜひ議論したいです。これから関係人口創出型ワーケーションの事例でこの「一肌脱ぐ」について調査や分析していきたいと思っていますので、事業計画や企画段階でもお声かけいただけると嬉しいです。

出社への揺り戻しが見られるなかでこれからのワーケーションのあり方については先日も書いたのでご覧いただければ。

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