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人の時間を“殺し”に来るバケモノには近づくな

“殺す” とは何とも物騒ですが
他に表現のしようがない。

そんな出来事がちょっと前にありました。

始まりはlineでした。

「代理店となんかもめたらしいな。
 ちょっと話が聞きたいから
 2時間後に電話します」

ラジオの1コーナーの台本作業

悪い冗談みたいに安いギャラの仕事です。
そのクセ、クライアントが気分屋で
台本の直しがアホほど入る。

だから思わずメールで
代理店の担当者にこう伝えました。
「軽くノイローゼになりそうです」

この頃、僕は大分「空気を読まないヤツ」になっていたので
感じた不満をストレートに伝えました。
その代理店のヤツは、その場は「すみません!今回はこちらで作業します」
なんてメールを返してきたんですが、
あとで番組サイドにチクったんですね。

で、送られてきたのが、
番組のチーフディレクターから来た上記のlineです。

ダジャレでも何でもなく、“常軌を逸している” と思いましたね。

だって、こういうことでしょ。

「これからお前にとってイヤな連絡するぞ、
 ただし2時間後にな・・・。
 首を洗って待ってろよ・・・」

全身総毛だつ。
小説でしか読んだことない感覚を人生で初めて味わいました。

「こいつ、俺の人生の2時間を殺しにきた」

繰り返しますが、
その頃、僕はかなり「空気を読まないヤツ」になっていました。
だから正気を保っていられましたが、
これが気の弱い人だったらどうでしょう?

「どんなこと言われるんだろう・・・」
「どんな言葉で怒ってくるんだろう・・・」
「ああ」

「怖いな」
「怖いな」
「怖いな」
「怖いな」
「怖いな」

「怖いな」

こんな風に考えたとして不思議ではありません。

その2時間は何も手につきません、
それどころか、精神的にも計り知れないダメージを負い続けます。

その時間が近づけば近づくほど
気が弱い人なら、胃がキリキリと痛むでしょう。

その2時間は、人生から完全に失われます。

2時間あれば映画1本見て感動できます。
2時間あれば美味しい煮込みカレーが作れます。
2時間あればnote記事3本書けます。
2時間あれば・・・、楽しい人生を過ごせます。

そんな大切な2時間を、漆黒のクレヨンで全て塗りつぶしにくる。

これを “殺す” 以外に
どんな言葉で表現できるのでしょうか。
少なくとも僕にはできないです。

だから皆さんも気を付けて下さい。
人の時間を殺しにくるヤツには絶対に近づかないようにして下さい。

もし近くにいたら
全力で逃げて下さいね。




これでまた、栄養(本やマンガ)摂れます!