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四季報写経をやってみて(感想)

昨年に瞬考の著者の山川さんが講師を務める「四季報を写経する会」があり、参加しました。このnoteでは、自分が四季報を写経してみて思ったことをまとめます。

このnoteで伝えたいことを3行でまとめると・・

  • 時間があれば、業界展望と気になる業界の企業だけでも写経してみることをお勧め。特に気になる企業は、年単位だけでなく四半期で見ると◎

  • やってみると、業界感や企業の業績の推移が頭に入ってきます。決算書を眺めているよりも、手を動かす( =写経する)とより効果があります。

  • 事業やサービスのグロースさせるにあたって、必要なインプットの1つとして、四季報や決算書のインプットという手法を覚えておいて損はないと思います。

四季報写経とは?

その名の通り、四季報を写経します。
詳細は、イベントで講師をされていた山川さんnoteなどをご参考ください。

具体的なやり方については、同じ会に参加された大前さんがnoteにまとめてくださっています(有難い)。

やってみた感想

  • 業界展望を写経すると、業界ごとの売上や営業利益などの業績が肌感を持って分かります。自分は業界ごとの規模感に触れる機会がなかったので、これだけでもやってみると、数値感覚が得られるので、良いと思いました。

  • 「◯◯みたいなサービスを作りたい!」という人にとっては、そのサービスがどの市場(領域)に所属するか?という視点を得られるので良さそうに思いました。業界構造によって、売上や営業利益率が変わってくるので。

  • 個社の写経をしていくと、同じ市場でも、事業形態によって売上や営業利益が違うことが肌感を持って、わかります。そうした時に、所属する市場でどのように戦うか?等も変わってきます。四季報だけでなく、企業の決算などもみてみると、より理解できるので、おすすめです。

  • 個人的に最も参考になったのは、英会話サービスの「9560 プログリット」。売上規模感的には、レアジョブ等には達していないけど、AI等を用いて営業利益率を上げようとしていたり、英会話以外の語学や他領域(教育・研修市場)に参入しようとしていて、とても参考になりました(参考の決算資料はこちら)。

  • 四季報の掲載企業の決算資料を見ていくと、コスト構造の数値感も掴めてくると、企業が積極的に投資してる分野なども見えてきます。例えば、同業界でA社の人件費が売上の20%程度だけど、B社は40%程度等。

  • 2周目をやってみると、より深い問いがでてきます。1周目は写経している企業の業績について考えることで精一杯ですが、2周目は余裕が出てくるので、問いに深みが出てきます。

最後に

現在はとりあえず、四季報で気になった企業を写経して1周してみましたが、「継続は力なり」なので、これからも時間がある時にやっていければと思います。

最後になりましたが、四季報写経は、元トヨタの奥野さんもやっていたそうです。

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