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Design Research Tokyo: Season 1 Episode 6に行ってきた感想

6/17(月)にDesign Research Tokyoの「リサーチチームの組織力」をテーマにしたイベントに行ってきました。

今回は感想のみ書くので、内容を知りたい方はぜひこちらを!

登壇者の松薗さん・小川さんはレポートも書いていてくれているので、こちらもどうぞ。

ちなみにtwitterのタイムラインはこちら

なぜイベントに参加したのか?

Web制作会社でディレクターとして働いているのですが、普段から調査・分析系の業務が結構あったので、元々Design Research Tokyoさんのイベントに興味があった。

また、とある案件でユーザーインタビューの計画書作成・実施をしたりやユーザー観察をしたことがあったが、会社の中で組織としてやる部署はなくて、他の会社はどんな感じなのか?気になってた。

組織としてリサーチ機能を持つためには?

僕が今回参加した一番の理由です。自分の場合は、画面設計とか改修とかのためにリサーチが必要だったのですが、会社にそういう組織がなく、教育もなかったので、担当者に任せられている状況でした(課題感)

今回のイベントのテーマ的に直接のお題ではなかったのですが、イベントの内容を参考すると、 多分こんな感じで進めると良いのではないでしょうか?(仮説なので、アドバイスあれば教えていただけると有難いです!)

■導入方法
1人 or 社内の有志で勉強スタート

社内で興味のある人に広めつつ、社内ワークショップ・外部セミナー参加などで習得度を上げていく

外部のリサーチ会社と協業で実案件で導入

ノウハウ・経験が蓄積されたら、自社のみで実施

業務に導入

制作会社なら提案に使えたり、受注時の決め手にできると組織立ち上げに繋がりやすいぽいです。ただ本質はユーザー・事業に貢献するか?だと思うので、要注意!(ただ営業で使えると、経営陣に意思決定してもらいやすいと、知り合いのリサーチ組織立ち上げた人が言ってました)

事業会社については、こちらに楽天とビズリーチさんの記事があるので、ご覧ください。

イベントの参加者の人と会話してみた感想

数名の参加者と話したところ、リサーチはしているがプロジェクトにうまく取り入れられない。またはプロジェクトの進め方的に実施できない..などで困っている人が多かったです(以下詳細)

■事業会社の人
・社内の部署の力関係的に、定性データが定量データの前に負けてしまう。もしくはユーザー1人の事象だから、と考慮されない場合が多い
・デザインリサーチは実施しているが、うまく製品作りに行かせていない

■制作会社の人
・クライアント企業からの依頼でサービスを作る時に、要件が決まりきっており、デザインリサーチできない
・予算・スケジュールがそもそもなく、実施できない

登壇者の人も話していましたが、組織の中でリサーチの価値が認められていない(いなかった)という場合も少なくないようです。

その場合は、小さい実績を積み重ね→信頼を得る→必要な予算と機会を得る→徐々に文化として根付かせていくというのが王道のようでした。

登壇者の松薗さんのスライドから拝借ですが、小さい実績の積み重ねは「プロダクトの検証的リサーチ(ユーザビリティテストなど)」からしていくと導入しやすいみたいです。


イベントに参加してみて

初めてリサーチ系のイベントにいったのですが、普段聞けない話が聞けたりと非常に楽しかったです。それに自分たちの困っていることのシェアであったり、それに対して解決(もしくは少しずつ良くしていこう)という動きがとても印象的で、行ってよかったと感じました。

またイベントの最初に参加者の組織構成・プロセスなどを書いてシェアしたり(前提の共有)、グループワーク→登壇者の話を交互に設定して、参加者のインプット⇆アウトプットを刺激するスケジュールを組んでいたりして、さすがリサーチャー!!みたいに思いました。

最後になりましたが、
Design Research Tokyoの運営者のみなさま、ありがとうございました。

Design Research Tokyoのtwitterアカウント



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