停滞感で、息が詰まりそう。
夏のむわっとした熱気も相まって、圧し潰されそうだ。

人生どこに向かうのか、このままじゃ駄目なことは分かっているけれど、
こんな暑い時に、問題に真正面から向き合っても仕方ない。
いい打開策なんて出てこない。

だから、熱々の餃子に冷えたビール。これでしょ！
これがあれば、死にそうなくらい辛い夏が逆転する。
むしろ、夏バンザイってなるくらいだし。

私は、餃子の街で育った。
初めてビールが美味しい！って思えたのも、餃子がきっかけ。

餃子の街だからなのか、我が家では餃子を作らなかった。
お店で買ってきたものを焼いて食べていた。
すぐに餃子のお皿が空になるから、
母は、「私って餃子を焼くのが上手すぎるわ！」と自画自賛してたっけ。
焼きたての餃子を姉弟で取り合ったり。
平和でアホな家族なのだ。

目の前にある不安に押しつぶされそうな時、なんかこう、
ちょっとアホっぽい気分転換ができるといい。

急な異動があって、新しい仕事が不安で仕方ない…と言った弟へ。
君がこれから行く新しい街も、餃子が有名らしいですよ。

お互い、不安や停滞感とバトルする前に、
ちょっとアホになって、餃子とビールで乾杯でもしましょうか。