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作者自身が歯痒いんだろう

こんにちは

日曜のお昼から
映画『沈黙のパレード』を観賞

天才湯川学、
所謂ガリレオシリーズあります
物理学者の湯川先生に
大学で同窓の草薙君が
捜査を頼っちゃってるお話が大筋ですが
テレビドラマや映画では、
絡みの役を柴咲コウさんが演じています
いつ観ても素敵な役者さんです


原作者は
東野圭吾さん
大ヒットメーカー作家さんです
エンターテイメント小説でありますが
どの作品もとにかく後味がね、辛い
何と言いましょうか、
救われないパターンも多いんですよ

敢えて書かれてる訳ですが、
好きで書くというか…逆と思います


司法は、戦後から殆ど変わってない、
と言っても過言ではないと思ってます
そして裁判判決は、
最近でこそ新しい感覚で出される事もありますが、
その罪の重さは“判例”から算出しているのが殆どです
判例とは、今までだされた判決がお手本になっているという事になります
「あの時の犯罪に近しいから、
  今回はこれこれの量刑を考慮して、
  判決はこうでいきましょう」
そんな決め方に使います

戦後、男女に対する権利も違う、
事件の様変わりも今のこの国大きい訳で
昔のままでは“割に合わない”罪状になってしまうのです
でも、判例はとても重要視されます

罪のお手本って、おかしくないですか?
始めた頃は何もないから使って仕方なかったかも知れない
でも、傾向と対策の傾向ばかりが残って
対策がついていってない世の中って、
あまりにもおばかだと思いませんか?

一般人の私が思うくらいです、
当事者の方々はもっと思っておられる、
そう思うのですよ


で、話を戻しますが、
作者の
東野圭吾先生、私は作品が苦手でした
とことん後味が悪いのや、
とことん理不尽だったり、
混沌で意味不明か作品は大好きですが、
妙にやるせ無い理不尽が残り、
前でも悪でも無い
下手すれば悪が勝ち残りみたいな
そんな後味の悪さが残って
非常に悔しいからです

なので、初めは作品を敬遠してました

徐々に思ってきたのですが、
東野先生は、敢えて、書いておられるな
そういう事でした

先生ですら悔しいのではないでしょうか
今のこの現実が
なので司法に照らした作品、
「これが現実なんだよ!」と
読者に知らしめるのです

そう思い出すと、
さらりと数をこなせるものです
「そう!これ!」となるからです
思わずプラカード持ってデモしたくなる
司法改正は絶対必要、
早くしろ!と


東野先生くらい影響力があっても
まだまだのこの国
何とかならないのかと、
一般人の私ですら思ってしまうのは、
東野先生の手腕なのです

もっと世に出して欲しいですね


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