50倍ぐらいのハッタリをかまさないといけない
コシノミチコ氏。
コシノヒロコ
コシノジュンコ
コシノミチコ
という、デザイナー三姉妹の末っ子であるミチコ氏のことを、テレビ番組で見た。
彼女は、最強の姉たちを持つがゆえに、一般人では経験できないような華やかなショーを支えてきた。
しかし、30歳の時に単身ロンドンへ渡ったという。
なぜかというと「ここなら姉たちの手が届かないところだから」。
何歳になっても、姉には敵わないし、自分に発言権はないという意識があるらしい。
そこから離れ、自分としての人生を歩みたかったのだろう。
ロンドンへ渡った彼女は、これまで自分の力ではデザインなどしてこなかったものの、デザイナーの求人に応募した。
姉たちのショーなどの映像を見せて「私もテイストは同じようなものよ。こういうのできるから」と話をつけ、未経験ながらも仕事をゲットした。
当時のことを振り返り「(実力の) 50倍ぐらいのハッタリをかまさないといけない」と彼女は語った。
ハッタリは、時として自分へのプレッシャーにもなるけれど、原動力にもなる。
嘘をつくのは良くないけれど、ハッタリをかますことによって、それを「できる」ようにするのはアリだ。
フリーライターになった頃は「こういうの詳しいですよ」とアピールしておいて、受注されたらそこから必死で調べて詳しくなった…なんて人の話もたしかに聞く。
実際私も、取材の経験なんてすごく少なかった。
けど「取材できるライターです」と涼しい顔をして主張していったら、取材の仕事を何件ももらえるようになった。
結果的に、ハッタリがちゃんと現実に落とし込まれている。
掴みたい夢や目標は、ハッタリから始めてみると、思いのほかすぐ手に入るのかもしれない。
「嘘」にしないように。
ハッタリを、現実にしよう。
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