水晶リーディングメモ

一般的に占いをやっていますというと、反応は2通りで、観てくださいと手のひらを差し出されるか、水晶に未来が映ったりするんですか?と聞かれたりします。本日のお題は水晶の方です。

「水晶占い」、魅惑の響き。

そこには過去も現在も未来も映し出し出されて、知りたいことは何でもわかる。人智を超えた神秘の占い(というイメージがある)

実際のところどうなんですか?と言われても、どうでしょう?とか答えられない。水晶占いも、他の占術とまったく同じ、占い師によってあたりはずれがありすぎるし、相性もある普通の占いです。「でも視える人には映るんでしょう?水晶に」「ええ、ただしこれは訓練によるシロモノで、みんな練習しているんですよ」「でも占星術みたいに細かいロジックの決まり事を覚えたりしなくて、才能あればちょっと集中すると視えるんでしょ?」才能さえあれば!と問い詰められることもあるんですが、才能は覚えの早い遅いという素養と要領の問題であって、少なくてもわたしの周辺の水晶読みさんたちは、みんな練習してますけどね。

さて最近、練習会や自宅学習などで練習(鍛錬)してきて、そろそろちゃんとした自分の鑑定メニューがになるかどうかをお試ししてみたいという仲間のひとりであるミズマチユミコさんの、お試し鑑定を体験しました。これがなかなかヒットで先行きというか未来図としてもうれしいものだったので、以下にメモしておきます。

まず、私は視てほしいことについての質問は一切しません。「いつ彼氏ができますか?」とか「私たちは今後、結ばれるんでしょうか?」とか、「仕事は今後どうなりますか?」という聞きたいことは、この段階で一切口にしません。口にはしないけれど、自分内部では質問をしっかりします。このとき、あれもこれもではなく、ひとつの質問にある程度絞る方が良いです。「わたしのこれからの未来はどうなりますか?」とか「金運について教えてください」とか、ジャンルや程度はどうでもいいですが、質問はひとつにするのがポイントのようです。

水晶を視る人は、わたしの質問を知らないまま水晶を視ます。水晶に浮かぶ映像を手元の紙にどんどんメモしていきます。これはあらかじめ質問内容を知ってしまうと、恋愛ならこういうパターン、仕事ならこのパターンというふうに水晶視する人が、自分の嗜好や思考という自分の個人的フィルターで、視えるものをゆがめたり、遮断したり、増幅したりしてしまうことを避けるためです。ただ視えるものをそのまま、ジャッジせずに書き留めていくというのが重要なのです。私はその間、話しかけずになんとなくその質問のことを考えつつぼんやりとして待ちます。

7コマに分けられた水晶視画ができあがりました。

可愛い絵です。この絵を吟味する前に、ここで初めて私は質問をします。(練習会では、事前に質問を書いた紙を入れた封筒を準備しておくそうです)、その質問の答えを、この7コマの絵に従って解説してもらいます。みなさんが思う水晶占いとは、だいぶイメージが違うかもしれませんね。

水晶視しているミズマチさんは、仕事を通じて5年近く知り合いなので、彼女がまったく知らないことを質問しようと思い、まだ周囲の誰にも言っていない事項がいいだろうなと思って、1週間前にわりと大き目なプロジェクトに誘われてたので、その事案とどういう感じで関わっていったらという質問でした。

詳しく書けないけれど、過去と現状と自分の心理があまりにもぴったりで、未来と結果が、かなり良い感じだったので、ここで解説してもらったことを元に注意して(時間をかけて)進めていこうと思います。アドバイスは園児たちのためにひと肌脱ぐ(視点がすごい高いところにある)といわれて吹きました。

なにを不安を思っているのかとか、どのあたりを目標の落としどころにするとか、現状の情報を整理して、少し先を見せてくれる、とても良いセッションでした。

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以上、鑑定したのはミズマチユミコさん。彼女が水晶リーディングの基本を習ったり一緒に練習会をやっているのは三上牧さん、三上さんが水晶視の基本を習得したのは、松村潔さんの研究会です。

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