金運上げ掃除の話 2

梅雨の前に3回に分けて、掃除するモチベーションのための話を書きます。その2回目。

机の上がすっきりしたら、次は迷わず「玄関」を片付けましょう。お金は基本、社会の中を廻っているので、自分の居場所と社会のつなぎ目である玄関を整理してすっきりさせます。玄関に置いておかなくても良いものは、それぞれの置場に帰ってもらい、飾ってあるものや必要で置いてあるものを見直します。

玄関に置くもので、金運のために一番気を付けなくてはならないものは、靴です。靴はその人の社会的立場や立ち位置の象徴で、その人の行きたい場所には靴が連れていってくれます。汚れていたり、足に合わなかったり、デザインが気に入らない靴をそろえていても、その人は社会の中をおそるおそる卑屈な気分でしか進めません。町を歩いていて、あのお店がちょっと素敵だから中に入って商品を見たいと思っても、汚い靴では無意識で足が怯み、全体的として不自然になるでしょう。高価でなくてもサイズがきちんと合っていて、手入れがなされ、自分がその状態を気に入っているという靴が、常に管理された状態の場所に置いてあれば、自分のテリトリーから外の社会を臆せずに、好きなように自由に進んでいけるのです。

若いころは、自分の可能性を絞りきれず、いろいろな未来と展開を夢見てたくさんの靴を持ちますよね(特に女性は)。しかし、ある程度の年齢になったら、何足かに絞ってよく手入れをして、きれいに掃除した玄関に用途に合わせて、いつでもすぐに履けるようにしておきましょう。身体はひとつ、人生の時間にも限りがあります。少数精鋭でほんとうに履きよく気に入っている靴に絞った方が、効率良く望みの暮らしに近づきます。もう履けないし履かないけれど、愛着があって捨てられないものは別の場所に保管して、玄関を風通しよく使えるようにしましょう。

あと、私は玄関に盛り塩をしたり、お香を焚いたりはしません。それは…毎朝玄関に水を撒いて掃き掃除するような暮らしをしていないからです。盛り塩は普通の掃除をキッチリして毎朝即新しいものに取り換えるという、一連の生活習慣が必要です。わたしのように週に1階くらいしか玄関の掃除しません、脱いだ靴くらいは揃えますけどねという暮らしだと、盛り塩、意味がありません。

玄関の外にも、余計なものが置いてないか気を付けてください。特に軒下に、次の資源ごみのときに出そうっと思って、段ボールや新聞雑誌くくったものを出しっぱなしにしたりするじゃないですか(しませんか?過去のわたしだけですか?)あれは、放火犯の放火心をそそると聞いて、そりゃそうかと気を付けるようになりました。北国の方は灯油のポリ容器なんかも、人目につかないところに毎回毎回しまったほうが良いですね。玄関が雑然としていると、雑然としたものが近づいてきます。放置自転車のカゴに誰かが空き缶をひとつ入れると自然と空き缶やゴミが投げ込まれ、そのうち自転車がゴミで埋もれて見えなくなります。(では花を飾れば良いかというと、花は盗まれたりしますけどね)

とにかく自分の個人的テリトリーと社会とをつなぐ場所は、きれいに片づけて、なんでも行き来しやすいようにしておくことが大切です。金運というのは、これまでの自分だけの方法や考え方と違うところに選択肢を増やすチャンスがたくさん必要なんですよ。散らばる持ち物は、自分はこういう人間だという凝り固まった自己紹介みたいなもので、部屋の中なら良いけれど、玄関でそれを盛大にやると、決まった通路しかないので広がらなくなるんです。

試しにお金もちのおうちに行ってみてください。広さは普通でも玄関は、すごくきれいにしているはずです。さっきも大家さんのおうちにちょっと用事があって行ってきたのですが、玄関めちゃめちゃきれいで、余計なものは外に出ていませんでした。蚊取り線香がひとつ、いい感じで置いてあるだけでしたw 不動産屋さんや店子たち、つまりお金を運んでくるいろんな人たちがひっきりなしに出入りする、古いから敷地は広いけれど、ふつうサイズのおうちです。

まあわたしたちも、店子はいなくても、きちんとお金の通り道になれるような家であり、可能性のある玄関にしておきたいですよね。

 

続きをみるには

残り 0字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?