2015.1.5 13:53 山羊座の満月の話

蟹―山羊 満月 2015年1月5日13:53 

東京今日の昼過ぎに、ちょうど満月だったですね。

新月や満月が個人の人生や生活にどのように影響を与えるかについて、説明を求められるままに説明してきましたが、新月図や満月図は、本来社会や世の中のことを読み取るマンデン図読みの仲間なので、こういう図を個人に当てはめて読むということを続けていると、個人というのは集団の一部であるということを自然と承認していうことになります。

大きな単位である社会の環境というのは、ひとりひとりの個人という小さな単位で形成されているので、良い世の中がいいな、と思う限り、いろいろ思うところもあるのですが、基本はポジティブ読みです。それがわたしの道。

満月図は、もちろんその前の新月図からの連続物なので、去年の暮れの山羊座の新月のおさらいからしましょう。

山羊座 新月 2014年12月22日10:35 東京

山羊座の新月なのに、チャートのテーマを観るASCは魚座で海王星が合かよ!と思わず突っ込みを入れたという記憶のある新月図です。テキスト化は途中までしたのですが、PC操作を間違ってしまい全部消滅したので、それも含めて、まあそういう感じの新月でした。ASCが、魚座で海王星合の新月図ということは、つまり幻とか妄想が舞台になっていますよ、ということです。魚座の支配星は木星も含むというか、実行部隊として考えると木星しか使えないので、木星の位置も確認します。6ハウス滞在獅子座です。自分がずぎゅん!と面白く思えたことだけ引き受けていくということですね。

この新月図は、山羊座の1度の新月が10ハウスにある。山羊座だから土星も見ておこうかなということで、土星蠍29度 9ハウス滞在。新月も木星も土星もノンアスで、独立採算性です。

社会天体がアスペクト持たないので、10ハウスの新月が裸の王様に見えて愉快です。従者A獅子木星は6ハウスに控えて、自分の楽しい仕事だけしようとしている。従者B蠍土星は9ハウスの書斎にこもって、先祖代々引き継いだ研究や会議に没頭している。もうひとつの社会天体、火星は水瓶座で12ハウスにいます。単体だと社会運動家だけど、牡羊天王星が60度でアスペクトしているから、過激派だよね。過激派が虎視眈眈と潜伏しています。

新月と同じ山羊サインの、水星・金星・冥王星は11ハウスに並んで、すぐにはなにかしない、いつか出番がきたらやりますよと。

それぞれが好きな夢を見ている。新月で狙いはあるが、手足はバラバラという感じでした。

しかしそのバラバラの分だけ、山羊新月1度10ハウス滞在の純度は高い。もうそれしか見えていないという圧倒的野望という狙い。夢は夢であっても、夢を見る所から現実の道のりは始まる。夢を見ないものは、スタートにも立たないので、ゴールに立つこともないのです。

改めて、年が明けて、年末12月22日くらいに何をしていたか、何を考えていたのかを思い出してくださいね。新月の山羊座の1度は「部族の承認を自ら得る」という、この実社会の中でシステムを俯瞰して管理していく己の能力の有能さに気が付くという、生々しくあからさまな野望に関する意味があります。そのあたりにフォーカスしていたなら、たとえそれがどんなに無謀そうなことでも、新月図の意味とはマッチしていたのではないでしょうか。

私は年末年始の店長業と実家おかん業(子ども3人のうち2人が家を出ていて、年越しのために帰省してくる)をいかに切り回すかで、頭いっぱいだっただけなのですが、結局その切り回しを土台にして、次に「オレ王国」どうするかを考えるというのもあったので、伊達に水瓶座火星12ハウスに潜伏していない。この山羊新月の野望は、脱出をセットで考えるといいです。

で、満月図に移ります。4日に年末年始の店長業が一息ついて、満月の今日、家のテレビの前でアンモナイトみたいに丸まっていた次男も下宿のある北国に戻って行きました(ちょうど14時前に)。6日に店の大掃除をします。(年末年始びっちり営業していたので、大掃除するヒマなかった)

5日の満月は、2ハウス蟹月―8ハウス山羊太陽で形成されています。山羊太陽に冥王星がくっついているので、新月が狙った満願は、世の中の変革とシンクロしているので、ものすごく強制力があります。月は蟹にいて居心地は良いのですが、これは山羊太陽・冥王星の強制力のある堅い殻に守られたことの安心感というか、わたしはどちらにしろ悪くないという、自己決定を放棄していくことの気持ち良さ・ラクチンさが強調されていると思います。運命に流される。

満月のASCは双子で、状況サーチという舞台背景です。双子の支配星水星は、9ハウスで金星と合。新月の時潜伏していた水瓶座の火星が、10ハウスに突出していて、オーブ3度だけど4ハウスの獅子座木星がもっといけ!とあおりを入れてます。水星・金星は同じ水瓶ですが、現場は9ハウスなので、10ハウス火星の理屈的援護射撃ですね。水星・金星の合には、6ハウスにいる射手座土星がセクスタイルでアスペクトしていて援護しています。新月でそっぽむいていた社会天体が一致団結に変化した満月。団結は火と風のグループ。蟹―山羊満月は水と土のグループ。

満月でいったん手にしたものを放出していく、まだ変わる、ここがゴールではないということの方便を付加するという道筋ができています。

安住の土台があり、しかしまだその先があると可能性が広がっている感じの満月ですね。野望を出したが、それはすでにかなっていますから、その先をどうぞと言われたような満月。(個人の感想です)

次の水瓶座の新月は、具体的な脱出方法について展開されていくのではないでしょうか。自分の例で説明したのは、野望の割に現実がしょぼいという感じでも、いったんこの満月で、現状、手にしているものに満足したほうが良いという解釈をしたかったからです。小さな店だし、小さな実家です。でもそこで最低限の役割を果たすという楽しさを私は味わった、と区切りをつける。そうしないと、次の水瓶の新月って、魚座に火星海王星の合がチラ見えしていることもあり、ここで自分の身の丈を見誤ると、最低限必要な土台を失うという方向に進行するという危険を感じるのです。

まずは水瓶新月までに、なるべく現場も自分の欲も身軽にしておく、私個人に限らず、みなさんも同じです。水瓶サインに我欲という概念はないということを予習しつつ、次の新月までを過ごすのが良いでしょう。

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