短いけれど、コメントしておきますね。

今回の獅子座の新月図も、なかなか印象的でした。獅子サインはそもそも、おれはおれだ！と蟹の共感のドロッとしたところから抜けてきたサインなので、空気を読まない、という特徴があります。いちいち空気を読んでいると自分が自分でなくなるからです。生まれてきたからには、自分の好きなようにするということがテーマの大前提。

今回の新月（太陽と月が重なるポイント）は、獅子座の数え４度です。１で始まり、２で別の可能性が増えて、３で調和をとり、４でいったんこれでよし！と落ち着くというように意味は進行していくのですが、獅子のテーマがまだ鮮度よくぴちぴちで真新しく青い状態で「よし！」と落ち着くので、世間的にはへんてこりんです。サビアンだと「おばさんなのに若い人のお洋服着てご満悦」とか、そーゆー意味のフレーズですね。そーゆー目的設定の新月に、拡大する天体木星が合しています。いいのいいの、まわりのことなんかいいの、いやっちゃお☆という感じ。そしてこの新月は木星以外の天体たちとはアスペクトしていないので、よりいっそう空気読んでないですね。うん、周りの空気なんか読んでちゃできないことがあるんだよ、人生には。

新月図のアセンは、乙女なので自分でできることは自分で！というテーマを、周囲の空気読まないでブチ上げますから！というのが、今回の新月です。自己能力の確認のために自分の独自性を押し出す。さ、あなたのチャートの何ハウスでこの新月は起こりましたか？周囲の空気読まないで、年甲斐もなくやらかしてしまう場所はどこなんだ？そもそも、あなたは自分のチャートの獅子サイン領域をどのように使ってますか？というこれまでのあらすじなくして、獅子座新月が意図する新章の展開はありません。

新月の種が花咲くのは、2週間後の満月です。満月図を見ると、２ハウス・８ハウスで水瓶座で満月ですね。アセン蟹の支配星月が、太陽獅子にオポしているので、今回「あたしが！」と出張った結果、才能が花開くという満月図です。で、蠍土星がTスクエアで釘刺ししてる。やっぱ無理なんじゃないの？楽しいだけではねと、釘刺してきてる。

これは初級のお勉強ですが、固定宮のおさらいしておくのに良い新月・満月なのではと思います。

牡牛：現状の今、ここにある実感のあるものを永遠に。

獅子：自分の内側から湧き出る、この情熱を永遠に。（次回満月時の太陽）

蠍：つながりや関係性や集中力を永遠に。（次回満月時の土星）

水瓶：この世界の真実が空間も時間も超えて永遠に。（次回満月時の月）

永遠に永遠に言っているけれど、牡牛の「今、ここの実感が抜けた状態」で、他の３つの天体は、永遠を誓いました。ひとりでやりたい、独自にやりたいという獅子と水瓶のラインが、蠍の関係性の持続の義務感を取り入れるか、拒絶するかで、いろいろ決まる満月だね。

まとめます。わたし、自由です。自由な私を繰り出すけれど、このままわかって！←イマココ　やっぱり自由であること出していくと自分の可能性が広がるね！でもこれまで頑張って継続してきた「なにかとの」関係性が義務として浮き上がってきたので、ちょっとへこむわー。なんなら逃げたいわー。←満月時

このまとめを、自分のハウスのどこにくるのか当てはめてみると流れが読めます。ちなみに満月図だと太陽獅子座19度　月水瓶座19度　土星蠍座18度（度数は数えの度数）です。

わりと長くなってしまった。楽しくて。