目標設定の方法から、行動に落とすまでを図解して解説してみた。

こんにちは。てらだです。

目標の設定の方法から、その目標を達成するための具体的な行動に落とし込むまでを、図解をしながら解説していきます。

今回は「目標設定」と「行動への落とし込み」にフォーカスして図解しています。

(「振り返り」の部分については記事の最後で紹介。)

まずは、図解の全体像から。

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このYES/NO方式の図解が最後までたどり着くことができれば、目標設定と行動への落とし込みが完了します。

では、上から順に説明していきます。

(期間にかかわらず)
「明確な目標が既にある」

目標の有無は重要ではありませんが、既にあった方が過去に一度考えている分、目標の精度が高まるかもしれません。

人によってタイプが異なるので「期間に関わらず」と記載してあります。
(長期目標を先に立てて行動に落とし込む「トップダウン型」と目の前のワクワク感から行動が生まれる「ボトムアップ型」の2タイプがあります。)

「長期的に成し遂げたい目標がある」 or 「今めちゃくちゃやりたいことが明確」のどちらかがあればOKということです。

この部分でYESの方は右下に進んでください。
まだ明確な目標がない方はNOの方へ進んでください。

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次は、NO(これから目標を立てる)の、左下の部分を説明していきます。

「半年後、1年後、3年後になりたい自分の姿を"本気"で考えてみる」

この部分が明確になっていると、行動に意味付けができるので、継続にも繋がり、成果も出やすくなります。

目標を立てる際、なんとなくやりたいことが既にあった場合でも、そのちょっと先の自分の姿を”本気”で考えてみてください。

"本気"というのは、「こうなったらいいな」ではなく「こうなりたい!」と思える自分をイメージできるまで考えるということです。

「こうなりたい!」という姿の解像度を上げるためには、コーチとの対話が非常に有効です。がっつり一気に解像度を上げたい方は、コーチングを受けてみてください。

1人でも効果のある方法をいくつか紹介します。

⑴. 自分の価値観を知る
自分の価値観は、ものすごく重要。価値観によって自分のなりたい姿や成し遂げたいことに大きく関わってきます。

自分の価値観を知るために行うことは、自分にとっての大きな思い出の振り返り。
・最高だった瞬間
・めちゃくちゃ嬉しかった瞬間
・自分でも驚くほど憤慨した瞬間
・苦しくなるほど悲しかった瞬間

など、あなたにとって重要だった思い出を、丁寧に、鮮明に、思い浮かべてください。その中で、「自分は何を大切にしてきた?(している?)」とゆっくり問いかけてみてください。

そこからいくつか、あなたの価値観が見えてくるかと思います。
この価値観をもとに考えることで、自分のなりたい姿が少し見えてくるかと思います。

⑵自分のタイプを知る
タイプ診断などによって、自分の特性や得意な部分に気付けます。それが、価値観と重なったとき、本当に自分がやりたいことが見つかる事があります。

価値観と共に、定量的な指標によって導き出される「エニアグラム」や「ストレングスファインダー」を受けることによって、より自分を知ることができます。

⑶. 8つの要素から現状を知る
あなたの人生を構成しているのは、仕事だけでもお金だけでも家族だけでもありません。さまざな要素で構成されています。下記の8つの要素で「今の自分がどのくらい満足しているか」、10段階で数値化してみてください。
・仕事
・お金
・健康
・家族
・人間関係
・学び、自己啓発
・遊び、余暇
・物理的環境
それぞれの項目で数値化することで、満足している部分と満足していない部分が出てくるでしょう。

その結果をみて、自分がどう感じるかを聞いてみてください。
今の現状を俯瞰して見ることで、自分が今後どうなっていきたいかのヒントになるでしょう。

⑴. 自分の価値観を知る
⑵.自分のタイプを知る
⑶. 8つの要素から現状を知る

この3つを行うことで、なりたい自分を描くヒントにしてみてください。

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「なりたい姿に必要な要素をリストアップ」

ここでは、先ほど描いて頂いた「なりたい自分の姿」について、どんな要素が必要なのか、洗い出していきます。

先ほどのステップである程度、要素が見つかっているかもしれませんが、それが全てだとは限らず、意外な要素も見つかるかもしれません。

要素を出していくとき、「他にはどんな要素が必要?」と、何度も質問してください。

要素が書き出せたら、「その要素があれば、なりたい自分の姿になれる?」と、確認してください。

納得がいけばOK。納得がいかなかったら、まだ書き出せていない要素を掘り起こすチャンスです。

「他にはどんな要素が必要?」
「その要素があれば、なりたい自分の姿になれる?」

という質問を繰り返すことで、なりたい自分に必要な要素が漏れなく書き出すことができます。

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「要素をもとに具体的な長期目標を設定」

ここでは、先ほど書き出した「なりたい自分に必要な要素」をもとに具体的な長期目標を立てていきます。

書き出した「要素」をいきなり全て目標にするのは、行動への落とし込みで破綻してしまうので、特に重要だと感じる要素を2〜3個選んでください。

選んだ要素に対して、身についている状態(80%身についている状態とかでもOK)などを具体的に書き出したものが、長期目標になるでしょう。

例)必要な要素が「心身ともに健康」「お金に不自由しない」であれば、具体的な長期目標として、「体重が60kg、体脂肪率10%、週に4回ジムでトレーニング」「月に100万円の収入がある」など。

⑴なりたい自分に必要な要素から特に必要な要素を2〜3個選ぶ
⑵その要素が身についているときの具体的な状態を書き出す

によって、長期目標を設定してみてください。
期間は半年後、1年後、3年後など、設定できる期間で大丈夫です。

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長期目標が設定できたので、次は右側にいきます。

「何のために達成したいのか」
「達成した先にある自分の姿もイメージできる」

ここでは、設定した目標が、「本当にあなたにとって適切な目標なのか」という確認をします。

この問いに対してYESであれば、長期目標はOK。
もし、NOであれば、もう一度左側のステップを踏んでみてください。

何度やってもYESにならない場合は、コーチングを受けることをおすすめします。

ここまでの流れで、目標の設定が完了しました。
目標設定おめでとうございます!

次は、真ん中から下にかけての「行動への落とし込み」について解説していきます。

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「今の自分の状況から、
その目標を達成するための
具体的な行動が決まっている」

「今の自分の状況」から「目標」を達成するためには、現状把握が必要になります。

なりたい姿や目標と、今の自分とのギャップが何か理解し、行動で埋めていくことが大切です。

今の自分から目標達成に向けての行動が決まっていればYES、決まっていなければNOを選んでください。

次は、NOを選択した左下の解説をしていきます。

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何をすれば目標を
早く達成できそうかを軸に
具体的な行動を書き出す

目標の設定ができた後、具体的な行動に移す方法を考えていきます。

・目標に対して、何をすれば達成できるか、
・さらに、どうすれば早く達成できるか。

という考え方をすることで、効果的な行動が見えてきます。

どうすればいいか分からなくて「調べてみる」という行動が出てくることもあります。「調べる」ということも目標に対して大きく前進する行動になります。

例として、上で設定された長期目標で考えてみます。
「体重が60kg、体脂肪率が10%、週に4回ジムでトレーニング」「月に100万円の収入がある」
これが1年後の目標であれば、何をすれば達成できるか、さらにどうすれば早く達成できるでしょうか。

<ボディメイクについての例>
現状が「体重70kg、体脂肪率が20%、トレーニングなし」であれば、細かいことは置いておいてまずは「食事」「トレーニングの習慣をつける」というのが効果的な行動(要素)になりそうです。

さらに、どうすれば早く達成できるかを考えると、「食事の記録をつける」「ジムに通う」「パーソナルトレーナーをつける」「ライザップにいく」「トレーニング仲間を作る」など色んな方法が出てきます。

その中で、自分が目標に近づきそうな行動を選んでいきます。

<月に100万円の収入があるという例>
すぐに想像ができないかもしれません。現状が30万円だとすると、プラス70万円が必要です。

その70万円の作り方として「昇給する」「転職する」「副業する」「投資する」「起業する」など色々な方法があります。

ここで1年後の目標だと考えると、現在30万円だと、昇給や投資では難しい。であれば、「副業収入を得よう!」などが考えられます。

副業収入を得たいと思っても、その方法が分からない。となった場合は、「調べる」「人に聞く」「まずやってみる」などが目標に対する目の前の行動になります。

その際、どんなことを調べるのか、いつまでに調べるのか。

この例だと、
・効率良く収入を得られる副業はどれか
・収入を得られるまでにどんな行動が必要か
・どれくらいの期間があればできそうか

を2日後までに調べてまとめる。

という具体的な行動の立て方になります。

・目標に対して、何をすれば達成できるか
・どうすれば早く達成できるか
・いつまでに次の行動をするか

これで、具体的な行動を決めることができました。
次は、今決めた具体的な行動が正しいかどうかをチェックします。

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「その行動によって、
本当に目標を達成できそう」

目標に対して、具体的な行動を立てましたが、「この行動によって、本当に目標は達成できそうか?」と聞いてみてください。

実際に目標を達成できるかできないかはやってみないと分かりませんが、「自分が達成できるイメージができるか」というのが大切です。

行動に対して、自分が納得感を持って「これをやれば目標に近づけるに違いない」と思えれば大丈夫です。

思えない場合は、もう一度左に戻って具体的な目標を改めて考えてみてください。それでも難しい場合は、一旦その行動でOKです!とりあえず行動してみてください!

・この行動によって、本当に目標は達成できそう?
・自分が達成できるイメージができるか
・目標に近づけるに違いないと思えるか
・いくら考えても納得いかなかった場合は、とりあえずそれで!

おめでとうございます。
これで「目標設定と行動への落とし込み」が完了です。

行動を始めることで、自分の中で変化が起こります。考え方もガラッと変わります。「目標設定の方法から行動への落とし込み」と固い解説をしてきましたが、結局は行動することが一番大切です。

最後に振り返りについて少しだけ触れます。

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このフローで決まった行動は、毎週振り返ることが非常に大切です。

行動が実際にできていても、できていなくても、振り返りにはものすごい効果があります。その際一つだけ気をつけて欲しいのが「できていない自分を責めないこと」です。

人間ですから、できないこともあります。できてないことだって良いことです。責めずに現状をそのまま受け止めて、「来週はどうしたいか」を考えてください。

また、実際に毎週振り返っていると、長期目標が変わってくることもあります。それは、行動によって自分の見えてる世界や考え方が変わるからです。

この振り返りの部分に関しては、図解して解説記事を書きました。

最後まで、ありがとうございました。

自分のなりたい姿を見つけて、一緒に行動していきましょう!



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