大阪市内の中心部をチャリで疾走してわかった3つのこと+α

ひょんな事から大阪の中心部、具体的には扇町から恵美須町までをチャリで疾走して気づいたことを書き連ねたいと思います。
大阪市内をふとチャリで走りたくなってみたら参考にしていただけると幸いです。(そんな奴おらへんやろ)

私は健康のためにプールで小一時間泳ぐことをたまにやるのですが、
行きつけの扇町プールが先日まで改修のため長期閉館していたんですね。
で、今月に入り開館したというのと、ちょうど今週まるまるお休みをいただいていたので「ちょっと行ってみるか」と。

扇町プールはこちら。
https://www.google.com/maps/place/%E6%89%87%E7%94%BA%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB/@34.7033818,135.5097565,15z/data=!4m5!3m4!1s0x0:0x81db56835436068b!8m2!3d34.7033818!4d135.5097565
その昔「大阪プール」と呼ばれた競泳プール(現在は朝潮橋に移転)に隣接していたプールで、2011年に今の形にリニューアルされました。
設備は少し古いですが、ほどほどに綺麗に整備されていて、しかも広く、ガチ勢も少ないので重宝しています。

11時頃に着いてみると、入り口で係員に「入館待ちです」と止められました。コロナ対策で入館人数を大幅に絞っているとのこと。
12時半頃になると大幅に人が減り入館できるらしいので、どこかで時間を潰す事になったのですが。

突然ですが、大体こう言う場合のワタクシ、ロクな選択をしません
今回も何を思ったのか、「ちょっと時間あるし、日本橋のジョーシンにマスクを買いに行こう」と思い至ります。

アンダーコロナで夏場でもマスク着用が推奨される中、ちょっとでも快適に過ごしたい。
そう思っていた矢先、ためしに購入したこのマスクが割と良さげだったので本格的に買い増そう、と思い至ったわけです。
https://joshinweb.jp/cg/30001291/4580283999360.html

日本橋のジョーシンの最寄り駅は恵美須町。扇町プールのある扇町駅から、Osaka Metroの堺筋線で数駅です。
「せっかく運動しに来たんだし、ちょうどいいウォーミングアップからチャリで行こう」と思ったのが間違いでした。おとなしく地下鉄で行けばいいものを・・・。(今回のロクでもない選択)

昨今のインバウンド需要を見越してか、大阪にもレンタルサイクルがあります。HUBchariというサービスですね。そこかしこにある駐輪ポートに停められた自転車を借り、別の場所の駐輪ポートに乗り捨てできます。NPO法人のHomedoorが運営しており、NTTドコモと提携し、梅田~なんばあたりの立地を広くカバーしています。
http://hubchari.com/
自転車の車両はこんな感じ。ちゃんと電動です。充電どうやってんだろ。

(20200612追記)自転車のメンテナンスや充電は、運営団体のNPO法人がホームレス雇用創出の一環として行われているのだとか。これぞ三方よし、ですね。

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Google先生に聞いてみたところ、現地まで徒歩で1時間ほど。
チャリなら20~30分もあれば着くはず
。往復で1時間ほど、これは丁度良い。

というわけ近くのポートに停められたチャリにICカードをかざし、颯爽と跨がって日本橋をめざして漕ぎ始めました。
余談ですが僕はアーリーアダプター気質なので、こういう「あまり多くの人が手を出していないサービス」を使うのがたいそう好きです。

と、ここまで、非常に前置きが長くなったのですが、これから僕は「大阪市内をチャリで走るのはオススメできない」という系統の話をします。
自転車に乗り慣れている人にとっては「何を分かりきったことを」と思うと思いますが、まぁお付き合いください。

私が大阪市内の中心部をチャリで走るのをオススメできない理由は以下の3つです。
①信号が多い
②自転車用レーンが機能していない
③道路を渡るのに一苦労
一つ一つ解説していきます。

①信号が多い
 とにかく信号が多いんですね。当たり前ですけど。
しかも赤信号のサイクルが短いのか、はたまた「良い感じに流れている乗用車」に最適化されているらしく、チャリで漕いでいるとかなりの確率で引っかかります。

②自転車用レーンが機能していない
 大阪市内の主要道路、堺筋や御堂筋にも今流行りの自転車専用レーンが整備されています。一応。
ただこのレーン、取って付けたかのようにキレイに引かれていますが、平日の日中ともなるとそこいらじゅう路上駐車だらけで、とてもじゃないが走れたもんじゃありません。どこもそうだと思いますけど。
こんな感じで行き先を防がれている何てこともザラじゃない。

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また歩道にも結構人が居るので、高速で走り抜けるわけにもいかず、
なかなかにストレスが溜まります。

③道路を渡るのに一苦労
 特に阪神高速などの大物の道路を跨ぐときなど、そもそも交差点に歩行者・自転車用の信号機が備わっていない場合があります。

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こんな感じ。歩道橋はあるのですが、自転車を持ち運ぶためのスロープがなく、結局信号機を求めて大回りを余儀なくされます。

そんな苦難(しなくても良い苦労とも言う)に阻まれながら、扇町から恵美須町まで1時間かけて到着。

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いや、歩くのと変わらんやん。
Google先生は健脚で知られています(※)が、いくら何でもあの距離を1時間で歩くのは無理でしょ・・・と思ったが後の祭り。

※Googleマップで検索すると「徒歩○分」と表示されるが、大の大人でもその時間通りに到着するのは困難と言われています。てっきりユーザーごとにカスタマイズされてるのかとも思いましたが、皆「早い」と言うので単なる仕様の模様。

目当てのマスクを購入し、来た道を40分かけて(今度はちょっと慣れた)扇町まで帰ったのでした。

と、ここまで書くと「オッサンが甘い考えで無駄な運動をした愚痴話」で終わってしまいますので、最後に「大阪市内をチャリで走って良かったと思うこと」を書いて締めたいと思います。

・見慣れた町並みの違った一面を知れる
 生まれてこの方、大阪市内から遠く離れていませんが、こうやって自転車で走ってみることで、地下鉄の駅と目的地の往復くらいの景色しか見ていなかったことに改めて気づきました。
 ちょっとした気分転換(と運動)に、自転車を借りてちょっと足を伸ばしてみても良いかもしれません。

最後に好きな一枚。
日本橋と言うと「でんでんタウン」か「オタロード」の景色が有名ですが、僕はこの「裏路地のビルの合間にのぞむ通天閣」が大好きでな。

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以上、駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

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