それは▓▓▓▓▓州▓▓▓▓▓▓▓にある一軒家で、車通りの多い大きな通りに面しています。記録にある限り、少なくとも15年は空き家だったようです。売りに出されているという情報はなく、周囲に聞き込みをしても所有者として登録されている▓▓▓▓▓氏を見たという人も現れませんでした。
　その家は普段からすべての扉、窓、門に鍵がかかっていますが、それが外れていることがあります。タイミングに法則性は見つけられていませんが、目撃証言は正午から午後3時に集中しています。外れた(多くは門の)鍵を初めて見た者は、迷いなく1階の居間まで侵入することがあります。
　その居間ではバースデイパーティが行われています。過去、家に侵入したことが確認された27人のうち、15人の聞き取り調査に成功しましたが、その全員がバースデイパーティに参加したと証言しています。パーティ参加者は7～10人程度で、誰の誕生日かはわかっていません。
　なお、聞き取り調査ができなかった12人のうち4人は、その言動からバースデイパーティに参加していたことが確実だと判断されました。
　バースデイパーティに参加した者は自身のいる場所がわからなくなり、居間から出てもそのままパーティを続けているという幻覚の中にいます。通りに出てからも1人で楽しそうに話し続けているところが付近の住民に目撃され、通報、保護されることが多いです。そのまま車道に出て車と接触した例も3件報告されています。
　家は長年放置されていることから強制的に立ち退き扱いにして取り壊すことも考えられましたが、毎度何かしらの邪魔が入り実現には至っていません。現状は、すでに開いた門を見た者による見回りの強化と、一時停止義務による強制的な減速、大型車の通行禁止などの対策が取られています。この対策が取られてからは死者や行方不明者が出ていないというとこで、とりあえずは安定しているとされました。
　数年に一人程度の頻度で、意識がパーティから戻ってこない者が現れますが、近隣住民ではないこともあり近隣住民からは問題にされていません。

　以上、今朝見た断片的な夢の情報を纏めたものです。
　夢自体は家に迷い込んだ男の一人称だったり、近隣住民が会話している場面の三人称だったり、事故シーンの挿入だったりと細かい場面の連続体だったので、そこから読み取れる情報を集めて書き出しました。固有名詞は出てこなかったので黒塗りで対処。なんかSCPみたいになっちゃったけど収容しようとしてないのでSCPではないです。
　最近変な夢が多いなあ。