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愛しきヨーロピアンレースたち

私の過去歴は今回はちょっとお休み。
今回はMatsuyoiのアクセサリーの材料やディスプレイの材料に使ってます
レースのお話をしてみたいと思います。


Matsuyoiのアクセサリーは大別すると、珊瑚や真珠、アンティーク素材を使ったイヤリングやピアス、ネックレスのどの貴金属類”金モノ”と

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着物の生地やヨーロッパのビンテージの生地やレースを使った
コサージュ、ヘッドドレスなどの”布モノ”に分かれています。

今回は”布モノ”によく使われ、また展示会のディスプレイにも使っていますレースのお話をしたいと思います。
本来でしたら、一番よくつかわれてます着物の生地をピックアップするところですが、着物に関してはかなり長くなるのでまた後日お書きします。


ディスプレイ用レース、作品用レース

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写真は2017年4月伊勢丹新宿店フランスウィークで展示会をさせていただいた時のディスプレイです。
この写真のように、ディスプレイでも作品でも”和洋mixture”なイメージを作るときに、いろいろな種類のヨーロピアンレースを使っています。

Matsuyoiで使うヨーロピアンレースの産地は、直接買い付けることのできる、フランス、イギリス、ベルギーのものになります。

ディスプレイ用レース

ディスプレイに使われているレースはアンティークのものが多く、パリやロンドン、ベルギーのアンティークマーケットやアンティークレースの専門店で買ったものです。

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色も形も素材もたくさんありますが、なるべく繊細で、主張しすぎず、かと言ってありふれていないものを買い付けてます。

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中にはこんなかわいいタグのついたままのフレンチアンティークレースや

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ぼろぼろになってしまったけど縁編みがあまりにもかわいいので買ってしまったベルギーのシルクレースハンカチなんていうのもあります。

アクセサリーディスプレイを引き立てるのにはとても便利なアイテムです。


作品用レース


作品用レースはコサージュやヘッドドレスなどの花や装飾の一部に使うので
どうしても強度と量が必要になりますので、アンティークでも専門店でコンディションの良いものが買える店、あるいは手芸店・レース専門店で買っています。

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お店に許可をいただいて撮影させていただきました。
こちらはパリ市内にある手芸店で、現代のものだけでなく、アンティークやビンテージのチュールレースやリボンを取り扱っています。

こんな感じで大量に積まれたレースやリボンの中で、宝探しをするように作品の材料を見つけるのです。

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これはパリの別の店で買ったもの。これが下の写真のようなコサージュになるのです。

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それからウェディング用のヘッドドレスやコサージュに使われるのが白の繊細なレース。

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この驚くほど細密なレースはイギリス製。
200年前から使われているとても古い織機で織られてるレースだそう。
イギリス王室のウエディングドレスにも使われている工房のものだそうです。

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写真はウエディング用のヘッドドレス。
写真では隠れて見えないのですが、土台装飾にこの工房のレースを使ってます。


作品材料としてのレースはかなりのバリエーションも量も持ってます。
ほんとお店を開けるくらいです(笑)。
今では作られてないものも多いので大切に使っています。


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写真はロンドンでレースを買い付けに行ってる途中に取ったもの。
このころ、今の状況をだれが想像できたでしょうか。
例年でしたらこの時期にパリやロンドンに行っているのですが、、、

こんな美しいものにあふれたヨーロッパに、また買い付けの旅に行けますように。
一日も早い状況の回復を祈ってます。



今回も読んでくださってありがとうございました!
面白かったら♡スキお願いします(o^―^o)


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