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#美術鑑賞 #あやしい絵展 #東京国立近代美術館 #竹橋

楽しみにしていた美術展「あやしい絵展」に行ってきました。
結論を先に書くと、とても満足感の高いものでした。

一番の目的は上村松園「焰」でした。この作品を観るためだけでも出かけていたと思います。
最初に東京藝術大学美術館でこの作品に出会い、所蔵元のトーハクで再会し。
今回で3度目の会場でしたが、これまでで一番鑑賞条件が良かったです。

良かったポイント

1. 展示位置が低かった
 - 元々大きな作品ですので少しでも高い位置に展示されると、どうしても見上げる角度になってしまいます。
今回も顔の位置だけでいうと少し見上げる感じになりました(私の身長は約170cmです)が、これまでに比べて一番近くに観られました。

2.反射が少なかった
 - 展示の反対側が壁になっていて光源が無かったので、色々な角度から観ても光の反射が少なくて、とても見やすく作品の色・筆使いや表現が鑑賞しやすく最高でした。

残念ポイント (言いがかりに近いです...)

1. 撮影不可
 - トーハクでは撮影可でしたが、今回の展示では撮影不可でした。非常に残念です。

2. 展示が明るい
 - この作品はぜひ薄暗い環境で鑑賞したいというのが私の夢です。😊
山種美術館の第二展示室が良いですねー
以前そこで上村松園「蛍」を観たときは、長時間そこから離れられませんでした。
「焰」は、それ以上の体験になること間違いないと思います。

本展示作品は撮影不可でしたので、購入してきた「焰」クリアファイルを

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畜生塚

本展示会最大の超大作で、非常に印象的な絵でした。

甲斐庄楠音 Kainosho Tadaoto
畜生塚 Hillock of Beasts
大正4年頃/c.1915 絹本彩色/color on silk
京都国立近代美術館 The National Museum of Modern Art, Kyoto
(部分)

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展示会全体として

今回集められた作品はテーマに沿ったレベルの高いものが多く、殆どが私の好きな女性画(なぜあやしい絵に女性が多いかという大考察パネルもありましたw)、それも一癖も二癖もある絵ばかりでしたし、展示の順番や説明パネル、照明の当て方など色々と配慮が行き届いていた感じで、展示会全体として非常に完成度の高いものだと感じました。作品が気持ちよく鑑賞し易かったですね。

個人的な感想ですが、京都国立近代美術館所蔵の作品の多くに強い印象を感じました。1度行ってみたいと思いました。何と言っても京都ですからね...

展示会の美人アラカルト
撮影可の作品が多かったので楽しかったです

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常設展示

常設展示の方もあやしい絵展の連動とか、春という季節感たっぷりの作品展示が多く、こちらも久しぶりでしたが中々良かったです。

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普段写真プリントを撮る事は避けていますが、この作品はかなり印象的でしたので備忘録として撮ってしまいました....
(反射が酷い(少しあります)訳では無く、元々こういう作品です)

森山大道
MORIYAMA, Daido
1938
「五所川原」より
From Gosyogawara
1976 昭和51年
ゼラチン·シルバー·プリント
gelatin silver print
購入
Purchased

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グッズ

図録も大判で良かったですが、今回はぐっと我慢できました。😂
「焰」の大判ポストカードが売り切れだったのが残念でした。
結局クリアファイル2、大判ポストカード1,ポストカード3 とぐっと抑えてきました。
泣く泣く諦めたグッズも多かったです... それでも1,710円、良い値段がします

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オマケ

ミュージアムショップ入り口にあるこのポスター、見落とさずに試してみる事をお勧めします。
きっと、”おおぉー”となりますよ。😀
#ネタバレ禁止

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蛇足

当日気合いを入れて大きめの交換レンズXF80mm とXF16mm の二本を担いで出かけましたが、結局XF16mm の出番はありませんでした... orz

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