見出し画像

【2017年】お母さんの学びメモ「教師の在り方を学ぶ会」(2)

教師の在り方を学ぶ会
2017年7月8日(土) 豊田市教職員会館
講師: 金 大竜先生
**********

●金先生の講評から

金先生が模擬授業の講評をされるのは初めてお聞きしたのだが、やっぱりすごいな~と感じた。

それぞれの授業で、私が「?」と感じたことに対して、きちんと拾われて指摘されていた。
もちろんそれ以外の、気づかなかったことにも言及されていて、なるほどね~と新たな視点もいただけた。

さらにすごいと思ったのは、きちんと代案を示されたことだ。

学校で行われる授業研究会などでも、講評をする立場の人が単なるコメンテーターになってしまっているケースがよくあるだろうと思う。
授業者に対して、良かった点を1つか2つくらい、あとはダメ出しを10こくらいして終わり、というケースだ。

コメントするだけじゃ、授業者は足りないことはわかるのだが、じゃあどうすればいいの?と思うだけで、先に進めないのではないだろうか。

授業者の力量を上げるためには、代案を出してあげるべきだろう。
具体的な方法がわかれば、本人も改善につなげやすいと思うからだ。

そうした点からも、金先生の力量の高さや確かさを感じたし、授業者の皆さんはもちろんだが、参加者の皆さんにとっても得るものは大きかっただろうと思った。

●見えないものを見えるように

午後は、金先生の講演をたっぷりと。
なるほど、と思う言葉がたくさんあったが、一番は「見えないものを見えるように」だった。

最近、私自身があれこれ考えていたことでもある。

まず大事なことは、見えていないものがあるよ、と知ること。そして、見えるようになろうと意識すること、そういうセンスがあるかどうか…皆さん、どうですか?というお話に、とても共感できた。

見えていないものの中には、あえて見ないようにしているものだってある。

私は、それはなぜなのか?ということを考えることはしようと思うが、無理して見なくてもいいのかも…とも思っている。

だが、知らなくて見えていないものは、見てみたい。だから知りたい。そんな好奇心が働く自分でいたいと思う。

金先生のお話の中から、そんな「見てみたい」「知りたい」に役立ちそうな示唆を受け取った。

具体的に使えるツールを手に入れると、それまではぼんやりと考えていたことが、すごく鮮明に見えてくる。
なんだかワクワクしてきた。

●未来は良くなるに決まっている

金先生のお話の中で、現状や事実はきちんと教える必要はあるが、だからといってお先真っ暗~と子どもを脅す必要ない、ということにとても共感した。

今の日本の現状や、これからの日本や世界がどうなっていくのかという予測の話は、大人がきちんと把握して子どもに伝えるべきだと思う。

でもだからといって、きみたちが大人になった時はロボットに仕事が奪われる、とか、高齢化が進んで地方の都市は消滅する、生きていくのが厳しい社会になるんだよ~なんてコワイことばかりで恐怖心をあおる必要はないと思う。

たしかに厳しい社会にはなるだろう。

今と同じような生活が続けられるかどうかもわからないのかもしれない。

だからもうだめだ…ということではなくて、それじゃあどうしたらいいのかな?自分はどう生きるべきなのかな?ということを考えられる子どもたちに育ってほしい。

そのためにできること…先生も保護者も地域のおじさん、おばさんも、みんなで考えなくっちゃね。

金先生が力強く「未来は良くなるに決まっている」とおっしゃった言葉に、希望が持てたし、温かい気持ちになれた。

最近私がつらつらと考えていることとドンピシャではまる話題が多くて、本当にありがたく、楽しい時間だった。

ありがとうございました。


ご覧いただきありがとうございます。よろしければ、ついでにブログにもお立ち寄りくださいませ(^o^)→https://mattaribetty.hatenablog.com/