【College】ジャック・カグリオン米大学タイ記録9試合連続HR/ゲイジ・ジャンプ7回14K1失点【10週目】

 こんにちは、あまなつ(@MattDavidson91)です。
現地時間2/16に開幕したアメリカ大学野球(NCAA1部)は、10週目が終了しました。
 これからレギュラーシーズン終了まで、毎週水曜日-金曜日に、アメリカ大学野球の注目トピックを4-5つ紹介していきます。

1.ジャック・カグリオン米大学タイ記録9試合連続HR

 ジャック・カグリオン(フロリダ大3年/1B/LHP/3位)は投打に高いポテンシャルを秘める、大谷選手2世。
高校時代から有望な二刀流選手でしたが、4年次にTJ手術を受けたため評価が下がり、進学を選択。
1年次は打者に専念し、昨年はTJ手術明け1年目ながら1年間先発ローテーションを守り抜き、全米1位の33HRを記録。
大学の最優秀選手に贈られるゴールデンスパイク賞のファイナリスト3名に選出され、日米大学野球でも活躍しました。
そして、今季は開幕から投打に好調で、10週目は15打数7安打、3HR、5打点&米大学野球タイ記録9試合連続HR、投手としては粘りの投球で5回2失点を記録し5勝目を挙げました。

●21号HR

●22号HR

●23号HR

 カグリアンの球種は94-98/MAX101mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
昨年は先発で左投手1位の平均94.8mphとスピードはトップクラスですが、制球は不安定。
一方、打撃面はパワーは間違いなく大学生No.1で、今季は打撃内容が大きく改善し、23HRは現在全米2位です。

2.ゲイジ・ジャンプ7回14K1失点

 ゲイジ・ジャンプ(LSU2年/LHP/65位)は小柄ながら変化球の評価が高い先発候補。
21年高校生トップクラスのLHPでSD18巡目で指名されましたが、UCLAに進学し23年はTJ手術で全休。
今季からLSUに移籍すると、開幕から先発の一角として起用され、19日のミズーリ大戦で7回被安打3、与四球1、奪三振14、失点1で勝利。

 ジャンプの球種は90-94/MAX96mphの速球・カーブ・スライダー・チェンジアップ。
球の出どころが見づらいテイクバックの小さなフォームから伸びのある速球と縦変化の大きなカーブを軸に空振りを量産する本格派。
制球が向上すれば先発3-4番手クラスの好投手です。

3.ジェイス・ラヴィオレット10週目4HR12打点

 ジェイス・ラヴィオレット(テキサスA&M大2年/OF/25年ドラフト対象)は25年大学生トップクラスのパワーが武器の全体1位有力候補。
高校4年次に打率.601 11HRを記録した強打者で、22年MLB公式186位のトッププロスペクトでしたが指名されず進学。
昨季は1年生4位21HRを記録し、複数の媒体で1年生ベストナインに選出され、日米大学野球にも出場。
10週目は20打数9安打、4HR、12打点を記録し、20HRは全米5位となりました。
●17号HR

●18号HR

●19号HR

●20号HR

 ラヴィオレットはパワーは30HR級の強打者でコンタクトに課題はありますが、今季は選球眼が大きく向上。
大柄ながら60ヤード走6.5秒で昨季チーム1位18盗塁を記録しており、強肩で両翼なら問題なく守れます。

4.バンス・ハニーカットACC史上初の50HR70盗塁達成

 バンス・ハニーカット(ノースカロライナ大2年/OF/23位)はGG級の守備力・スピードがが武器のアスリート型スラッガー。
1年次は25HR/29盗塁の大活躍で、CF転向1年目でスーパープレーを連発。
10週目は20打数9安打、4HR、7打点、2盗塁を記録し、ACC初の通算50HR、70盗塁を達成しました。

●13号HR

●14号HR

●15号HR

●16号HR

 ハニーカットはスイングスピードの優れたプルヒッターで、パワーは25HR級。
肩・スピードもトップクラスで、昨季は終盤に故障の影響で離脱していましたが、OF3位のDRS10.4を記録しました。
ただ、変化球に弱く39試合で55三振とコンタクト面が課題となっています。

5.ブロディ・ブレクト7回12K1失点

  ブロディ・ブレクト(アイオワ大3年/RHP/28位)は圧倒的な球威を誇る24年ドラフトNo.1の剛腕。
2年次まではアメフトもプレーしていた身体能力の高い二刀流で、昨季は制球に苦しみながら全米1位の被打率.143を記録。
21日のラトガース大戦では7.2回被安打1、与四球3、奪三振12、失点1を記録し今季初勝利を挙げました。

 ブレクトの球種は98-101/MAX102mphの速球・スライダー・スプリット。
昨季平均97.6mphの速球・縦のスライダーはトップクラスで、素質はエース級です。
ただ、制球は壊滅的でリリーフ転向リスクは非常に高いです。

6.MLB公式2024年ドラフトプロスペクトランキング投手・野手成績

●投手

●野手

7.その他

●アイザイア・ジャクソン(ASU2年)スーパーHRキャッチ

●ブレイク・バーク(テネシー大3年/1B)30試合連続安打

●大山盛一郎選手(UCI4年/2B/3B)サヨナラ安打

●カリフォルニア大全米5位オレゴン州立大をスイープ

𝐃𝟏𝐁𝐚𝐬𝐞𝐛𝐚𝐥𝐥 𝐓𝐨𝐩 𝐏𝐥𝐚𝐲𝐬


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