【College】トラビス・バザーナ4試合連続先頭打者HR/ヘイゲン・スミス全米23位オーバーン大に6回12K無失点【6週目】

 こんにちは、あまなつ(@MattDavidson91)です。
現地時間2/16に開幕したアメリカ大学野球(NCAA1部)は、5週目が終了しました。
 これからレギュラーシーズン終了まで、毎週水曜日-金曜日に、アメリカ大学野球の注目トピックを4-5つ紹介していきます。

1.トラビス・バザーナ4試合連続先頭打者HR

 トラビス・バザーナ(オレゴン州立大3年/2B/3位)は、オーストラリア人初の1巡目指名が確実視されている、将来のスター候補。
U15からオーストラリア代表でプレーし、19年のU18W杯ではオリックス4位の前投手、横浜7位の浅田投手からヒットを記録。
名門の同大で1年次から2Bのレギュラーとして活躍し、6週目は4試合で16打数8安打、6HR、11打点を記録し、Pac-12の週間MVPを受賞しました。

●9号HR

●10号HR

●12号HR

●13号HR

●14号HR

 バザーナは、コンタクト・スピード・選球眼を兼ね備えた強打者で、今季は全米3位の14HRとパワー面も大きく向上。
23年のケープコッドリーグではMVPを獲得しており、木製バットの対応力も高いです。
また、メイクアップ面も高評価を受けており、このまま好調を維持し続ければ全体1位指名の可能性もあります。

3.ヘイゲン・スミス全米23位オーバーン大相手に6回12K無失点

 ヘイゲン・スミス(アーカンソー大3年/LHP/191cm102kg/15位)高校4年次に7度ノーヒットノーランを記録した、大学生No.1サウスポー。
1年次から先発ローテ入りし、昨年は大学代表に選出されました。
そして、今年も2年連続で開幕投手に指名。
21日の全米23位オーバーン大戦では、6回、被安打3、与四球2、奪三振12、失点0と好投し、3勝目を挙げました。

 スミスの球種は94-98/MAX100mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
低めのスリークォーターから投げ込む伸びのある速球・横変化の大きなスライダーは一級品。
制球さえ改善すればエース級の素材で、1巡目上位での指名が予想されています。

3.チェイス・バーンズ7回無四球13K

 チェイス・バーンズ(ウェイクフォレスト大3年/RHP/16位/191cm98kg)は同大のピッチングラボでさらなる進化を遂げた大学生No.1投手。
高校時代にMAX101mphを記録した剛腕で21年SD20巡目で指名も進学。
テネシー大では1年次からエースとして活躍しましたが、昨年は不振でシーズン途中にリリーフへ降格し、同大へ転校。
22日のルイビル大戦では7回 被安打3 与四球0 奪三振13 失点1の快投を披露し、ACCの週間最優秀投手賞を受賞しました。

 バーンズの球種は94-98/102mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
高めのリリースポイントから投げ込む速球・3000rpm超のスライダーは大学生トップクラスで、制球も破綻なし。
大学生投手の中ではスミスと共に一歩リードしている印象で、1巡目上位での指名が期待されています。

4.ペイトン・トーリ9回15K完封

 ペイトン・トーリ(TCU3年/LHP)は投手としては高い投球術/野手としては打球速度119.5mphのパワーが武器の二刀流。
ウィチタ州立大時代は1年次から先発&主軸として活躍し、今季は開幕投手に指名。
シーズン序盤は不調でしたが、22日のオクラホマ州立大戦では9回、被安打5、与四球3、奪三振15、失点0と好投し、Big12の週間最優秀投手賞を受賞しました。

 トーリの球種は90-94/MAX96mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
大きく横に曲がるスライダー・制球が武器の技巧派で、課題だった球威もTCU転校後は向上しています。
ただ、打撃面は予想以上に苦戦しており、最近はスタメンから外されるケースが増加してきました。

5.チャーリー・コンドン6週目4HR

 チャーリー・コンドン(ジョージア大2年/OF/1B/3B/4位)は練習生から成り上がった、大学生トップクラスのスラッガー。
昨年はSEC1年生記録の25HRと素晴らしい活躍で、日米大学野球では中日ドラフト1位の草加勝選手からHRを打ちました。
そして、今季も開幕から絶好調。
6週目は16打数7安打、4HR、7打点を記録し、17HR/打率.517は全米1位となりました。

●14号HR

●15号HR

●16号HR

●17号HR

 コンドンはコンタクト/パワーを兼ね備えた強打者で、打球速度もトップクラス。
大柄ながらコンパクトなスイングで、今季は開幕9試合連続マルチヒットを記録しました。
また、強肩で大柄な体格の割に動けるタイプで、LFなら問題なく守ることができ今季は3Bにも挑戦しています。

6.MLB公式2024年ドラフトプロスペクトランキング投手・野手成績

●投手

●野手

7.その他

●全米4位クレムソン大12位フロリダ州立大に9回8得点でサヨナラ勝利

ハイライト

●イライ・セラーノ(ノースカロライナ州立大2年/OF/1B)逆転サヨナラHR

●オクラホマ大継投ノーノー達成

●サウスカロライナ大全米3位バンダービルト大をスイープ

●ライダー・ヘルフリック(アーカンソー大1年/C)9回勝ち越しHR

●𝐃𝟏𝐁𝐚𝐬𝐞𝐛𝐚𝐥𝐥 𝐓𝐨𝐩 𝐏𝐥𝐚𝐲𝐬

●NCAA Baseball全米大学ランキング

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