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特撮ヴィラン語り ~その405 イカジャガーヤミー~

平成仮面ライダーシリーズの第12作目「仮面ライダーオーズ」では、とあるちょっとしたビッグイベントがございました。実は「オーズ」は仮面ライダー生誕40周年イヤーの作品で、その放映中に何と仮面ライダーシリーズ通算1000エピソード目を迎えることになったのです。
そんなWのアニバーサリーを迎えたことにちなんで作成されたのは、

劇中の登場人物がみんなで「仮面ライダー」の映画を撮ろう、というもの
はいもう導入からカオスです

仮面ライダー1号/本郷猛はもちろん主人公の火野映司/仮面ライダーオーズが演じ、ヒロインやショッカーの幹部、戦闘員たちもその他の登場人物が脇を固め、監督は伊達明/仮面ライダーバース
ところがなんとその撮影の中に、本物のショッカー戦闘員が紛れていたからさあ大変。仮面ライダーに負け続ける悔しさを堪えきれない戦闘員の生き残り:千堂院のフラストレーションは爆発し、やがてその欲望を元にしたイカジャガーヤミーが誕生。撮影現場をむちゃくちゃにしながら仮面ライダーたちを倒そうと暴れ回るのでした。

さてこのイカジャガーヤミー、出自からして分かる通りガッツリ初代「仮面ライダー」を意識したデザインになっております。
腰にはショッカーの鷲のマークがついたベルト。
姿については、「仮面ライダー」後半で登場した新組織ゲルショッカーの怪人:イソギンジャガーをオマージュ。イソギンチャク部分がイカに変わっているものの、イカ部分のメインカラーは赤いのでイソギンチャクっぽさもしっかりカバー。
平成風のスタイリッシュなフォルムにまとめられながらも、懐かしい昭和の雰囲気を忘れない辺りがまあニクい演出ですよね。

そしてこの記念エピソード。「千堂院」という名前からも分かる通り「1000話」にちなんだ様々なギミックを仕込んでおります。まず元々「オーズ」は「OOO」と書くので、1「OOO」ってわけ。
さらに、イカジャガーヤミーを倒すべく、仮面ライダーバースが専用サポートメカ:CRAWs・サソリを生成するために必要としたセルメダルが1000枚。ただし1枚ずつベルトに入れなきゃならないので超時間がかかります。終盤はドラム缶いっぱいのメダルをザバーっと浴びてました。

いやベルトに収まってねぇだろそれ

さらには何と、名前に「千」が入った特別ゲストが多数出演。そのラインナップはと言うと、

森下千里
千秋
若槻千夏
ハリセンボン

よう見つけたもんだわ5人も
そんでよくスケジュール押さえられたもんだわみんな

matthew



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