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特撮ヴィラン語り ~その309 ワイズルー~

私matthewですね、大学の先輩の影響で声優ヲタになったという過去がございまして。小説とか漫画とかを読む時にたまに勝手に担当声優さんを決めて脳内再生するというスキルをいつしか獲得しているんです実は。
おかげでこう、新作アニメとかの制作発表があった時にまず真っ先にスタッフロールで担当声優さんをチェックする癖がもうついてしまってるんです今。

自分でも思うよ、キモいって

特撮でもその辺はもうガッツリ発揮されたりしてるんですが、今回そこでピックアップするのが「騎士竜戦隊リュウソウジャー」に登場した幹部キャラの1体:ワイズルー
惑星を滅ぼそうとする悪の戦闘民族ドルイドンの幹部たちはチェスの駒になぞらえた位をそれぞれ割り当てられているんですが、ワイズルーのクラスはビショップ。腰につけてるバックルにそのモチーフが描かれています。
武闘派が多いドルイドン幹部の中で数少ない知略キャラなんですが、ワイズルーはとにかく派手さにこだわり、自らを「孤高、至高、怒涛のグレイテストエンターテイナー!」と呼ぶナルシストな陽キャ。その声を担当するのは緑川光さんです。

まあイケメンキャラをやらせたら大概の女性が膝から崩れ落ちる美声ですよね本当に、わかる

「スラムダンク」の流川楓、「新機動戦記ガンダムW」のヒイロ・ユイが代表キャラとして挙がると思いますが、まあクールな天才役が似合いますよね。そう考えるとちょっとワイズルーって陽キャなところがあるんだけど、そういう策士という部分がすごくハマってると思います。

さてこんなワイズルーですが、上述の通り作戦の効率よりもとにかくエンタメ性重視の派手好きなんです。そして「私のショーの観客がこれ以上減るのは辛い」と仲間に手を差し伸べる人情味も持ち合わせております。
あくまでも彼にとっての作戦はショーの一環。悪辣さはあれど、本人の美学に乗っ取って娯楽として楽しませること、自分が楽しむことを効率よりも重視するタイプです。さすがは陽キャですね。
これが陰キャな知性派だったら効率重視だし仲間は平気で見捨てるしなんだろうけど、そういうことはまあしない。だからちょっとお間抜けなところもあったりしてね。
でもそういうコミカルな一面もまたショー好きというワイズルーの趣味に一役買ってるというのが面白いところです。

デザインもまたオシャレじゃないですか。シルクハット、マント、ステッキの3点セット。もうジェントルメンっていう感じが随所に出まくってて。何でもイメージ的には「グレイテスト・ショーマン」でヒュー・ジャックマンが演じた主人公をモチーフにしたんだそうです。
そんな華麗な立ち振る舞いに緑川さんの美声が合わさるわけですよ。そりゃカッコいいのは当たり前。どんどん派手にやってくれって見てて楽しくなります。

最近はホント特撮でも様々な人気声優さんが登場するようになってますから、もう耳も幸せですよ。いやーたまらんですわ。
そういや昔確か、「ボイスラッガー」っていうすっごくマイナーな特撮作品があったんですよね。特撮大好きな関智一さんが中心になって企画したもので、声優の皆さんが戦隊ヒーローになって戦うっていうやつ。
アレ今やったらすっごく面白いんじゃないかと思います。バラエティとかでも普通に声優さんが顔出すのが今は当たり前ですから。関さんやってくれないかなぁw

matthew


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