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特撮ヴィラン語り ~その175 凶獣ルガノーガー~

2005年に放送された「ウルトラマンマックス」では複数の形で視聴者、ファンが番組に参加できる企画が展開されてきました。
一つは、過去のウルトラシリーズに登場した怪獣の人気投票を行って上位にランクインした怪獣を劇中で復活させるというもの。
もう一つは、視聴者が考えたオリジナル怪獣を劇中に実際に登場させようというもの。年をまたいで2006年の放送一発目のエピソードでそれが実現しました。

採用されたのはこの凶獣ルガノーガー。
両腕も巨大な怪獣の顔になってて、体もなんか顔っぽい。そして虫の脚のように背中から生えた骨や長い尻尾。いい意味で「ぼくがかんがえたさいきょうかいじゅう」って感じで好きなんですよね。

ほら、なんとなく顔がたくさんある化け物って強そうじゃないですか
ドラクエとかでそんなボス絶対いるでしょ?(何)

いや実際ドラクエにいそうって当時思いましたけど俺w

さてこのルガノーガー、2006年の新年一発目にふさわしい強敵でした。
美しい惑星を見つけるとそこにやって来ては破壊の限りを尽くし、めちゃくちゃに滅ぼした上で次の星へ渡り歩くという、

通り魔にしてはスケールがでかすぎるはた迷惑な野郎です

かつてルガノーガーに故郷の星を滅ぼされ、正体を隠して地球人として暮らす少女:リリカ。
そんな彼女のトラウマを刺激するように、次の標的を地球に定めたルガノーガーが襲来。
火球を放つ両腕の顔、肩の角から放つ電撃、相手のエネルギーを吸収する尻尾、あらゆる攻撃を跳ね返す胸の装甲という全身凶器のボディで、ウルトラマンマックスをも苦戦させました。

あーいいよその武器てんこもり感
本当に「ぼくがかんがえたさいきょうかいじゅう」って感じで分かりやすいよ好き

やっぱり全身凶器って、シンプルにロマンなんですよね。
大人でもそういう重武装のロボットが好きだったりするし、強さの表現として分かりやすいんですよ。
そうして自分が考えたオリジナルのキャラがヒーローと共演して大暴れするんだから、きっと採用された子はむちゃくちゃ嬉しかったでしょうねー。

なかなか最近はそういう企画がないのが残念ではありますが。またやらないもんかなあ。きっとみんな楽しんで参加すると思いますよ。

……ワンチャン応募したい俺(ヲイ)

matthew

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