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特撮ヴィラン語り ~その390 スーパーアポロガイスト~

平成仮面ライダー10作目となった「仮面ライダーディケイド」以降恒例になった、本格的な歴代仮面ライダーシリーズとのコラボレーション
「ディケイド」劇中では、歴代シリーズの悪の組織全てが結集して作られた大ショッカーなる組織がTV本編後半から台頭し、あらゆる仮面ライダーの物語世界に跨って支配を企む巨大勢力として「ディケイド」以降もことあるごとに登場するようになりました。
TV本編でその陣頭指揮に立った幹部が、今回紹介するアポロガイスト。元々は「仮面ライダーX」に登場する秘密結社GODの幹部として登場、デザインを現代に合わせてスタイリッシュにリニューアルして再登場を果たします。
人間体であるガイを演じたのは川原和久さん。あの人気シリーズ「相棒」の特命係に続く代表キャラ:伊丹刑事役の方です。

「仮面ライダーのディ~ケ~イ~ド~!!」とは言いませんからね?(言うわけねぇだろ)

まあでもその役って鳴滝だしなぁ。何かにつけて「おのれディケイド!!」って因縁つけてるし。

ただ、アポロガイストにも別の口癖があります。それは「迷惑なヤツ」。
本人曰く「私の名はアポロガイスト、貴様にとって最も迷惑なヤツなのだ!」とのこと。

いや逆に迷惑程度で済ますのはだいぶスケールちっちゃいで?

そんな迷惑なヤツを自称するアポロガイスト。顔面中央部にパーフェクターという生命維持装置を装着しているのですが、何と初登場していきなりそのパーフェクターを仮面ライダーディエンドに強奪されてしまい、そのまま奪還出来ずに活動を続けることを余儀なくされてしまいます。
パーフェクターは生命エネルギーを周りから吸収して自分の延命に使う装置。それがない状態ではアポロガイストの寿命のタイムリミットがどんどん縮まってしまいます。本人の立場で考えればのっけから相当大ピンチ。
それでも何とか世界征服のために様々な仮面ライダーシリーズの悪の組織を取り込もうと奔走し、やがて遂に「仮面ライダーキバ」の世界における敵一族:ファンガイアとの結託に成功。吸血鬼のように人間から生命力を奪うファンガイアの能力をパーフェクターの代わりに獲得することで、スーパーアポロガイストへとパワーアップを果たすのでした。

こういう歴代怪人の合体パワーアップって男の子は好きなんですよ

失ったパーフェクターの部分には、ファンガイアの特徴であるステンドグラス風のマスクが新たに装備。これが結構違和感なくハマってていいんですよね。
TVシリーズでの最後の敵として仮面ライダーたちの前に立ちふさがる姿、何ともカッコよかったもんです。

matthew

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