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特撮ヴィラン語り ~その39 邪悪生命体ゴーデス~

祝!「ウルトラマンG(グレート)」Youtube配信!!

1992年に制作されてから早30年近くの時を経て、やっと本格的にグレートが時代に追いついてきた……!
いやもう感激ですよ。なんせ小さい頃にビデオで見た世代ですから。DVDじゃないんだよ?VHSだよ?

時代変わったなあ

この「ウルトラマンG」、海外で作られた初めての実写ウルトラマンなんです。舞台をオーストラリアに移し、現地スタッフと日本のクリエイター陣の二人三脚で13話が作られました。
主に前半後半で分かりやすく区切れるようになってるんですが、今回紹介するゴーデスはその前半エピソードの主軸となる怪獣。
第1話に登場した第1形態(左)をご覧ください。この脳ミソ剥き出しで触手がうねりまくる気持ち悪さの権化というべきフォルム。なかなか日本の作品じゃ出てこなかったスタイルですよ。
ゴーデス以外でも「ウルトラマンG」ではかなり異形なスタイルの怪獣が多いんですが、やっぱりゴーデスの不気味さは究極です。

てか脳ミソ剥き出しってグロいよよく映像化したよね

火星に現れたこいつを倒すためにグレートが登場し、現場に居合わせた防衛チーム:UMAのジャックシンドー隊員と一体化したのが物語の始まりになるんですが、
グレートに倒されたゴーデスの細胞はなんと地球に降り注ぎ、様々な物体、生物と合体して怪獣を生み出します。

地底に住む両生類生物を変化させた双頭の怪獣ブローズ、
恐竜の生き残りとされる怪獣ギガザウルス、
古代生物の化石が変化した空飛ぶムササビのような怪獣ゲルカドン、
現地の伝承にある風の精霊が実体化したデガンジャ、
ジャックのかつての友人に憑依して変化させた怪獣バランガス、
どれも割と従来のイメージにある怪獣の一般的なスタイルからは離れた体型です。

そんな数々の怪獣を生み出した目的は、あらゆる概念や生物と融合することでさらに進化を果たすため。
散らばっていたゴーデス細胞はやがて地球上で岩石や溶岩といったものを巻き込みながら再びひとつに集まり、第2形態(右)としてついにゴーデスは復活します。

頭巾かぶったおばちゃんじゃねえからなこいつ

初期の脳ミソ剥き出しな部分を隠してたり、なんかこうちゃんとした皮膚を全体的に纏った印象があるじゃないですか。
でも触手がうねうねしてるフォルムは大きくは変わってなくて、でもそこに人間のような顔がある。最初とはまた質の違う不気味さがありますよね。

でも顔がおばちゃんなんだよなあ……

とはいえ、こいつの設定はむちゃくちゃ大好きです。
日本ではあまりやらなかったこの異形感。是非とも映像で見ていただきたい。
Youtubeで要チェックですよー。

おばちゃんめちゃくちゃ強いから

matthew

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