見出し画像

③金融資産運用 シャープレシオ 投資信託 FP1級


シャープレシオ

意味
シャープレシオとは投資信託を選ぶときの指標の1つ。
米国の経済学者のウィリアム・シャープ氏が考案したことから、その名がついた。

投資のリスク(価格変動)の大きさに比べてどれだけリターン(収益率)を得られるかで、運用効率の高さが分かる。

∴数値が大きいほど運用効率が良い
一般に1を超える投信は優秀と言われている。

計算方法
投資のリターン−国債利回りなどリスクのない資産のリターンを引いたうえで、リスクで割る。
今は超低金利が続いているため、単純に投資のリターンをリスクで割って求めることも可能。
(実績収益率−安全資産利子率)/標準偏差
※標準偏差:データのばらつき=リスク

FP1級2021/1問55

Yファンド
実績収益率2.00%
標準偏差4.50%
YファンドとZファンドの相関係数△0.50

Yファンドのシャープレシオ(安全資産利子率0.1%) 

A.(2.0%−0.1%)/4.5%=0.42

FP1級2020/9問17


下記の表に記載されている運用実績に基づき算出されるシャープ・レシオに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、安全資産利子率を1.0%としてシャープ・レシオを算出するものとする。

ファンドA
実績収益率6.2%
標準偏差3.3%
ファンドB
実績収益率9.4%
標準偏差5.8%

1) ファンドAのほうがファンドBよりもシャープ・レシオが大きいため、ファンドAのほうが効率よく運用されていたと評価することができる。

2) ファンドBのほうがファンドAよりもシャープ・レシオが大きいため、ファンドBのほうが効率よく運用されていたと評価することができる。

3) ファンドAのほうがファンドBよりもシャープ・レシオが小さいため、ファンドAのほうが効率よく運用されていたと評価することができる。

4) ファンドBのほうがファンドAよりもシャープ・レシオが小さいため、ファンドBのほうが効率よく運用されていたと評価することができる。

(6.2%-1%)÷3.3%=1.57
(9.4%-1%)÷5.8%=1.42
A.(1)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?