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【希少】Pアレジンプレミアムの釘解説 この一本に注目!開けた日には回転率バグる可能性アリ

Pアレジンプレミアム(2022/04~)
少し特殊なスペックですが釘もまた特殊です
「どうやって釘を見たら良いですか?」と質問があったので記事にしました

設置も多くないので需要も少なく、釘に関してはネットでも情報ゼロです
難しそうに見えますがポイントさえ掴めば難しくないです
釘のわからないビギナーでもわかるように書きました
ぜひ参考にしてみてください

【この一本!】アレジンの釘はここを見ればOKです

スルー上の横に並んだ3本釘があります
その真ん中の一本に注目
上向きになるほどプラス下向きほどマイナスです

ではその一本の上下を見ればOKですね?とはならないのが難しいところ
釘は一本の上下左右の判別は非常に困難です(よほど曲がってれば別)
そこで他の釘を基準にして上下を見ることが大事です

イメージとしては左右の釘を基準として

・水平に近いほどプラス(回る)
・逆への字ほどマイナス(回らない)

端的に言えばこの水平度合いで回転率が変化します
いわゆる普通の台の命釘(ヘソ)にあたる部分です
参考としては28玉交換以上になるとほぼへの字がデフォ
この傾きがキツいほどチャッカーへは入りにくくなります

わかりやすさ重視でいえばこのように人の眉毛でイメージしてみてください
本来基礎ゲージでは3本釘は水平になっています
それが叩かれて斜めに釣り上がっています
もし基礎ゲージのまま水平であれば22~23ぐらい回ってしまうのでしょう
ですので高交換店であればややマイナスがデフォ
マイナスが小さいものを選ぶのがコツです

良い調整・悪い調整の比較

今回比較の参考となる画像が用意できませんでした
1K19と1K20ではほとんど変わらないですからね
このアレジンプレミアムですが私の地域は導入が少なくバラ1台がほとんどです
なので比較ができず画像提供をフォロワーさんにいただいたのですがそれぞれ19でした、20でしたとの事で23と18みたいな差の画像が用意できませんでした

正直比較にはあまりなってないですが、同じ逆への字でもやや左の方がカタチは良いです
両方とも逆への字でマイナスではありますがやや右に軍配が上がるといった例です

水平に近ければ28玉以上だとお宝台レベルに回るので見ることはまずないでしょう
どちらもマイナスはマイナスですがマイナス度合いが小さい方を選んでください

【理屈はこう】なぜその一本で回転率が変わるのか?


これは釘がキレイな逆三角形です
水の流れをイメージするとわかるように一番下の釘に当って水は分かれますがちょうど真ん中にあるので左右均等に50:50で流れます
玉も同じ理屈


気づいた方もいるかと思いますが風車上とまったく同じ原理です
ただ逆三角形の長さが違うだけですね

このように下の釘が右へ叩けば左へ多く流れます
もっと右へ叩けば65%:35%と割合が増えます
逆に叩けばこれの逆になるだけですのでわかりやすいですね
風車上よりも小さい三角形なので非常にわかりやすいと思います


このようにスタートへ入る直前に逆三角形が2つあります
白の釘は両方の逆三角形を兼ねてます

スタートに入るには2ルート
数千円打った感触では
「右から6割・左から4割」

左右均等に入る機種ではないようです
じゃあこの2つの三角形を見ればOK‥でも良いのですがこれもまた困難となります
46:54
45:55
といった微差の比較になるので人間の目ではなかなか優劣が見分けにくいです


一応、左右の逆三角形に注目するとある程度この比較はわかると思います
これで見てください!でも良かったのですがまぁ難しくてあまり参考にならないと思います

ですので「この一本!」を提案します
ここからは想像してみてください

この真ん中の一本を真上に上げたら?
逆三角形のカタチはどう変わるでしょう?

左右同時にスタートに入る量が増えますね
元は外側へ多く流れる逆三角形です
しかし真ん中の一本を真上に上げるだけで内側へ流れる量が増えるのが想像できると思います(しかも両方)
ですので下げればマイナス
ただし一本では見抜きにくいので左右にある釘を基準として「逆への字」で見ればわかりやすくなるということです

釘がやたらと多い誘導部分(上半分)の解説


一見よくわからない釘の森になってますがよく見てみると
「逆三角形の集まり」になっています
文字数の関係であまり細かい説明は省きますが
それぞれの逆三角形が内側へ広くなってればスタートへ向かいやすくなるのでプラスです
一気に見ようとすると混乱するので上から一つ一つ見ていくと良いでしょう

ここも一つ一つ、ここがこうならこぼれやすい
ここが一番逃げやすいなどもお話できるのですが動画なら60分、文字なら2万文字になってしまうのである程度割愛させていただきます
私自身は狭く深くのタイプなのでここがメリットでもありデメリットは承知してます。。

一つ注意点がありますが
この誘導部分は一度カタチが決まれば
以後調整しません(固定)

導入後、数日は微調整はありますが数日である程度形が決まれば触らない箇所です
絶対とは言いませんが釘調整のセオリーではここを変えて調整するのは非常に考えにくいです
こればかりはご自身で日付と釘画像を残して後日比較してもらうしかありません
ただ人の話を鵜呑みにするのではなく、実際に自分の目で確認できてこそ本当の知識になります
ぜひやってみてください
私の地域ではもう固定されてました

「上半分は固定」という認識で良いと思います
(一度は自分の目で確かめる)

わかりやすい他機種で比較してみましょう

P沼
釘の配列は違いますが理屈はアレジンプレミアムと同じです
右は平常
左はかなり回って38000発ぐらい出ました

Pアナザーゴッドポセイドン
評価低い台ですが地域三番店で打つことが多く打つ機会もそこそこありました
真ん中の一本釘が上がってる下がってるのがわかると思います
横に一本線をイメージすると良いです
右はほぼ水平
左はへの字になってますね(1K26回った)
アレジンプレミアムはここまでプラスにはなりませんが逆への字→水平でかなりのプラスになります

肝心のアケシメはどこでやるの?

私はこの手の台の調整はやったことはないのですがおそらくこの真ん中の一本を角度ゲージ、もしくは左右均等に玉ゲージを使ってアケシメすると思われます
もしかすると右上の釘を‥もあるかもしれません
やっぱり左からの入賞が多いので単純にこの間隔をアケるとスタートは落ちます

この手の釘タイプはホールも回転率調整が難しいと思います
デジパチタイプならヘソを0.50mmで1.8回UPなどある程度目安がありますがわずかな差で回転率が変わるので繊細な調整が要求されます

私がユーザーとしての経験上、釘をアケたら予想以上に回ってしまった!に遭遇することが多かったです
アケた日はホールも想定外の
「とんでもなく回ってしまう可能性アリ」

特定日や強い日には朝イチ触ってみるのが良いと思います
見立てで回転率予測は厳しいので前回見た時より少し平行に近くなったな?と感じたらまず試し打ちです

正直周りで設置が少なく、釘解説の依頼も断ろうかと思いましたが釘の基本に忠実なゲージ
それほど難しくはないので記事にしました

あんまり狭く深くは需要がないのでわかりやすさを優先しました
おおよそこんな感じと参考にしていただければと思います

アレジンプレミアムはこの左右の釘を基準として
逆への字が基本

・水平ならかなりのプラス(まずない)
・水平に近ければプラス

この機種は回れば時間効率もかなり良く非常にスペックは良いです
プロ好みでしょうね
その代わり回らないと2時間で3万溶ける金食い台です
ぜひ釘の変化にいち早く気づいて回る台を掴んでください

今回は無料noteに書きましたが定期購読型のまつたけパチンコマガジンではこのような幅広い質問にも記事や動画を使って回答しております
個別で相談や疑問解決も承ってますのでよろしければご検討ください


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