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ガキ使×HIKAKIN サイレント図書館の罰ゲームがつまらない理由を解説する

 規制でガチガチの地上波TVより、自由度の高いネットの方が面白いコンテンツを作れるに決まっている。大家好(こんにちわ)。MATVの馬です。ずいぶん前の話になりますが、ガキ使×HIKAKIN、サイレント図書館の罰ゲームが物足りなかった理由についてお話をしていきたいと思います。

www.youtube.com

↑上記の動画に関して記事を書くことで補足することが目的です。HIKAKINさんがゲストとして出演したガキ使をご覧になりましたか?解説不要かとは存じますが、まずはそれぞれについて説明します。

ガキ使
TV番組の一つ。お笑い。「笑ってはいけない○○」シリーズはあまりにも有名。

HIKAKIN
動画投稿サイト「Youtube」に動画を投稿することで生計を立てる「Youtuber」の第一人者。知名度は圧倒的。ただし、最近は猫動画ばかり。

サイレント図書館
ガキ使の企画の一つ。図書館は静かに保たれてなければいけない、、、
との前提の下、罰ゲームにメンバーが挑戦している様子が大変笑える企画。

 さて、、、HIKAKIN氏がゲストとして参加したサイレント図書館ですが、彼はなんと罰ゲームを11回中6回引き当てる豪運ぶりを見せつけています。参加メンバーは合計6人もいますので、仕込みナシであればかなり「ヤバイ」確率であるのは間違いありませんね。下記の太字がHIKAKIN氏の受けた罰ゲームです。

デコビーサン
スネゴーヤ

のど噴射洗浄
熱々印鑑
ボイパおっさん
窒素玉でドーン
エンドレスお酢連射
世界陸上
顔面唾パック
ちんコンベア

罰ゲームの回数が多いということは、それだけ「笑える画」が撮れる可能性が高いです。しかしながら、、、私はどちらかといえば「つまらない」と思いました。なぜ「つまらない」と思ったのか。私だけでなく、罰ゲームに対する反応は、Webでもリアルでも賛美両論。面白いと言う人もいれば、面白くないと言う人もいます。つまらないと思う根拠を述べていきたいと思います。

理由1
 そもそもHIKAKIN氏に対するマイナスイメージがあります。そこまで彼の動画を閲覧しているわけではありませんが、あまり面白いと思ったことはありません。商品紹介ばかり、猫動画ばかり、有名なだけで面白みはあまりない、といった印象を持っています。イメージが先行してしまっていたので、評価にバイアスがかかっていたわけです。これは反省すべきですね。
 記事を書くにあたり、今回の内容はフラットな観点から検証することを心がけましたところ、意外にも「HIKAKIN氏は悪くない」という結論に至りました。後半で詳細を記載します。

理由2
 もともとガキ使含むTV番組への期待値が高かったので、「物足りない」と感じてしまったことが原因です。私だけではないと思いますが、お笑い系のTV番組に求めているもの、期待しているものというのは
・笑える
・通常生活で実現できないもの(TVならではの企画)を見たい

上記の2点かと思います。

TV番組は私のような個人 Youtuberではなく、組織化された集団です。企画力、撮影機材およびスタッフの数、編集力、予算など、個人に比べて圧倒的に優れたリソースを持っています。総合的に見て「お笑い力」が担保されているのは当然であり、単純に笑えるものはもちろん、普段の生活で実行できないようなネタを見たい!と期待するのは当然です。率直に言って、この度のガキ使企画については失望しています。面白くなかった、感想を述べるのは簡単ですが、「なぜ面白くないのか」を説明するのは容易ではありません。皆さんに成り代わって私なりに分析した内容を記事にしました。本記事では罰ゲームを「笑える」「よく見ると笑える」「笑えない」に分類し、解説していきます。

笑えた罰ゲーム-世界陸上
 
 これはメチャクチャ笑いました。HIKAKIN氏、遠藤氏が顔に洗濯バサミを装着します。両者の間にはゴールテープがたなびいています。よって、通過することで洗濯バサミが外れる仕組みです。仕掛けのビジュアルもいいですし、「痛み」レベルも「結構痛そうだなぁ〜〜〜、ヒャァ〜〜〜」となります。総合的に見て一番面白かったですね。

よく見ると笑える罰ゲーム-スネゴーヤ
 私はかなり体を張るタイプの「過激派」なので、ゴーヤ?別に痛くないじゃん?と思っていました。とはいえ「スネ」は結構やばみがエグい部位ですね。かつての体育の授業、スネ同士がぶつかり合った際にかなり「ヤられた」ことを思い返せば、ゴーヤあたりが罰ゲームとして無難なところかと思います。ゴーヤが壊れる様はビジュアル的に面白いですよね。面白い寄りの面白いです。

よく見ると笑える罰ゲーム-ボイパおっさん
 おっさんがヘタクソなボイパをHIKAKIN氏の眼の前で披露、よって、自ずと唾が顔面に襲い来るという罰ゲームです。「嫌だなぁ〜〜〜」とは思うのですが、そこまで嫌悪感のないレベルの汚さでした。そこそこ笑えました。つまらない寄りの面白いです。

笑えない罰ゲーム(本編)-デコビーサン
 デコをビーチサンダルで叩くというもの。ハッキリ言って物足りません。具体的に言及すると
・ビーチサンダルは威力が弱すぎる
 そもそもビーサンで叩くのは痛くありません。罰ゲームにしては軽すぎます。その上、当てる部位がおでことは。おでこは結構耐久力があります。全力でビーサンを当てられたとしても「痛いんだけど(笑)」で済むレベルです。お手持ちのビーサンでお試しください。あんな威力では罰ゲームとは言えません。日本のバラエティ番組を見続けて肥えた視聴者の目は騙せませんよ。よくこのレベルの内容を罰ゲームとして企画通せたな。。。
・浜田さんの当て方が優しすぎる
 失望しました。「素人に優しい浜田さんさすが!」のようなコメントが散見されますが、それは誤りです。HIKAKIN氏は体を張るタイプのYoutuberなので、情け不要です。過去動画ではかなり体を張った動画を見ることができます。腐ったフルーツを食べ、アホみたいに辛い食べ物を食べ、、、お笑い芸人はプロですが、HIKAKIN氏もまた「プロ」である以上、ツッコミや罰ゲームで遠慮することは失礼です。
 そもそも、誰であってもお笑い番組に出ることが決まった以上、遠慮無用でツッコミ、罰ゲームを受けるべきです。人が傷つけられることは面白いのか?ということについてはこの際議論しません。私は好きです。サイレント図書館は罰ゲームを受ける人を見てゲラゲラ笑う視聴者向けのコンテンツですから、罰ゲームを受ける=面白いものということを前提としてお話しします。私は罰ゲームを受けている人を見ると笑ってしまいます。
 しかしながら、罰ゲームの威力が不足したり、罰ゲームに遠慮が見られるようになると素直に笑えません。やりすぎは勿論禁物ですが、プロとしてやっている以上、先輩後輩レギュラーゲストに関わらず、遠慮無用でやっていただきたいものです。馴れ合いじゃれあいは求めていません。真剣にやればこそ価値が生まれるのであって、そうでなければ意味がありません。プロ野球より高校野球が面白いのは参加者の誰もが真剣にやっていることが1プレー毎に伝わるからです。ぬるま湯に浸っているとTVはYoutubeに食われますよ、と警鐘を鳴らしたい。

デコビーサンの改善案ですが、
・頬ビーサン
・プロレスラーの全力デコピン
・デコペン
・(おっさんが履き倒したヤバイ臭いの)靴下ビンタ

 とするのがよろしいのではないでしょうか。威力を底上げすることによって体張っていることをアピールするか、ビジュアル面など工夫をするべきです。

顔面唾パック
 ヤバイのはネーミングのみ。実際はほのぼのとしています。HIKAKIN氏の顔面にバターを塗ります、犬がそれを舐めます。以上。面白くもなんともないですね。

・そもそも罰ゲームではない
メンバーが言及している通りですが、罰ゲームではありませんね。
犬好きにはキスをする方もいるくらいですから、罰ゲームとしてカテゴライズされることに違和感があります。

・犬とキスすることは感染症のリスクがある
 最悪死にます。

ペットとのキスはどれほど危険なのか?ナショナルジオグラフィック日本版より
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/c/102600060/
 ただし、レアケースです。実際に亡くなってしまう方は少ないです。あまり問題視したくないとは思っています。クレーマー扱いされるのは不本意ですからね。表現の自由を侵害したくはないのです。とはいえ、犬とキスをすることに近いものですから、「やめとけ」と思います。(死亡のリスクも込みで罰ゲームだとすればブッ飛んだ罰ゲームだな、、、)

改善案無し。
 犬好きの反感を買ってしまう恐れがありますから、犬を使わないようにするしかありません。「汚い」カテゴリの罰ゲームをやりたいのであれば例えば
・くさやの汁を噴射する
・臭豆腐(中国のメッチャ臭い豆腐)を食べる
・おっさんが履いた靴下でビンタされる
・スカンクの屁を嗅ぐ
 など、犬や猫など身近な動物を使わず、別のもので代用することがよろしいでしょうね。私も犬好きなので、罰ゲームに犬を使われるのは遺憾ですよ。

 ちなみに私は動画のネタのために自分のオシッコを飲んだことがあります。
youtu.be
シンプルに最悪でした。

ちんコンベア

 ベルトコンベアで果物やこけしなどが流れるようにする。行き着く先は男性器。おちんちんに向かっていくわけですね。

 これはですね、決してつまらないわけではないのです。分かりやすいですし、ビジュアル面のインパクトも申し分ないです。ただ、画面越しに撮影スタジオの雰囲気が伝わってくるんですよ。。。スタッフの乾いた笑いが響くのですが、仕方なく笑ってあげているような、嘲笑しているような。そのせいで素直に笑えない、というのが問題点です。

 恐らくですが、HIKAKIN氏はあまり良いリアクションを取れず、あるいはクリティカルヒットにより制御不能なダメージを受け、撮影が中断した可能性があります。中断によって「仕方ないな〜素人は」といった空気感がスタジオを支配したのではないでしょうか。HIKAKIN氏のフォローをします。
 ちんちんの痛みは鈍痛で、かなり痛いですが、リアクションの取りづらい痛みです。飛び回って跳ねたり、大声をあげて痛がるというものではなく、しばらくうずくまっていることしかできないのです。実際に動画を撮影した際に何度もチンチンにダメージを与えまくりましたので、実体験です。

撮影風景 youtu.be

 上の動画中にリアクションが少ない理由は単純に「いいリアクションが全然取れなかったから」です。私は将棋の米長哲学に従い、真剣に、つまりガチで自分の体にダメージを与えにいったわけですけれども、良いリアクションはなかなか取れていません。良いリアクションの定義とは?私の中では自然に出てくる反応のことを指します。痛くないものを痛いように見せることや、大げさに誇張することは良いものだとは思えません。デコビーサンはその代表的なものですね。あの程度のものを痛がっているフリをして、物足りないなぁと思うわけです。

 表現・演出と偽装の境界線はの線引きとは?偽装は0を1にする行為で片方のみが合意の内容を破棄し一方的に得を得る悪質極まりない行為であって、許されるべきものではない。表現・演出はどうだろうか。1を5に、10に、100にする行為で、もともとのコンテンツというものは存在する。しかしながら過剰な表現・演出は偽装とほぼ変わらないのではないだろうか。Youtubeに蔓延するタイトル詐欺動画、タイトル内に「重大発表」とあっても中身の薄い低俗なコンテンツ。「〜してみた」とあっても「〜してない」詐欺動画。過激なタイトルばかりが横行しているが、中身の伴わない内容ばかりで辟易するばかりである。キリが無いので、表現・演出に関しては基本的に最小限に止めるべきである、というのが私のスタンスだ。
 さておき、痛みで中断したとしてもそれはHIKAKIN氏が悪いわけではなく、リアクションの取りづらい罰ゲームを用意したスタッフの怠慢の方を問題とします。改善点としては当然リアクションの取りづらい罰ゲームをやめる、ということになります。撮影が中断したかどうかなどは推測ですけれども、まぁ当たらずとも遠からずでしょう。

 もう一つの問題点、邪推ですが「やはりYoutuberは全然ダメだな、TVに出ている芸人の方が面白いな」というTV対Youtube構図におけるマウンティング行為にHIKAKIN氏が使われてしまった可能性があります。イマイチな映像は使わない、あるいは編集で面白いようにする、とすれば良いでしょう。私はチンチンにダメージを与えた映像がそこまで面白くかったので、音楽に合わせて映像化することでリサイクルした経緯があります。ある程度は編集によって面白さは創造れるワケです。

しんどかったなぁ。。。youtu.be

 しかしながらちんコンベアは微妙な内容で編集もお粗末です。HIKAKIN氏がつまらないように印象操作し、芸人側が面白い!と思わせる印象操作か?と勘繰らずにはいられないほどです。もしTV側のクォリティが高い!ということを視聴者に見せたいのであれば、より良い内容を世に出すべきで、他人を貶める必要はありません。他人を蹴落とすより共生の道を探るべきで、対立することはお互いにとって損です。
 低品質な内容を世に出すことは長期的な観点に立つと損になります。具体的にはブランドイメージの低下を指します。「ガキ使はもはやオワコンだな」となって困るのは番組側です。HIKAKIN氏を一時的にマウンティングしたとしても、情報発信が簡単になった時代、大量のコンテンツはTVではなくWeb上にガンガン出てくることは避けようがないことであります。TV対WEBの構図となった時にTV側にとって競争相手が多過ぎるわけです。ですからいちいちマウンティングを行うより、「やっぱり芸人は凄いなぁ〜!」と思わせるようなコンテンツ作りを目指してほしいものです。
 実際笑ってはいけない○○シリーズはオワコンです。私見を述べますが、前提知識の必要な笑いは面白くありません。大物芸人が出たとしても、私にとって知らない人が知らないネタをやっているに過ぎません。しかもそのネタがつまらない。嘆かわしい。面白ければ良いのです。劇団ひとりは基本的に面白いなぁ。。。しかしながら、そうではないつまらないネタが多すぎると感じています。事前に打ち合わせをするのでしょうから、面白くないものは事前に切り捨てることができないのでしょうか。
 
 さてさて、ちんこんベアの改善案は先ほど述べたとおり、「リアクションが取りやすい罰ゲームとする」一択です。どのような罰ゲームが良い罰ゲームでしょうか?
以下のような方向性で考えるのが良いかとは思います。

・リアクションを取らざるを得ないネタにする
ちんちんの鈍痛はマジでリアクションが取りづらいので。
刺激的な痛み、例えばビンタなどはリアクションが取りやすいです。

・ドッキリ要素を取り入れて自然なリアクションを引き出す
出演者の自然なリアクションが引き出せます。
予想できない要素を取り入れることで視聴者を飽きさせないように、
かつ満足度を高めていこうという狙いです。
・意図的に小道具を壊すことで威力を表現する
ゴーヤが崩れるなど、威力を高めることで罰ゲームの威力を引き立てます。
リンゴなども手軽で良いです。
・威力を高める
単純な威力のみでなく、肩書きに頼るのもアリです。タイキックや、レスラーのビンタなど。罰ゲーム移行までの前フリで期待値を高め、期待通り、できれば期待を超えた映像を撮りたいところです。

 長文を書きましたが、「では偉そうにダラダラ文章書いているお前はどうなんだ?」と思われても仕方ありませんね。以下の動画をご覧ください。ネタバレをすると、メロンで顔面をビンタする動画です。

youtu.be

 罰ゲーム好きな方には刺さる内容でしょう。私は体育会系なので、こういった体を張った動画がかなり好きです。であるからこそ今回のガキ使さんには遺憾の意を表明したい。もっと頑張ってください、と強く思っている次第です。HIKAKINさんもつまらない動画ばかり投稿していないで、たまには面白い動画を投稿していただきたいものですね。

私の動画に関するコメントをお待ちしています。「面白かった!」と言っていただけると励みになります。「つまらなかった!」の場合、できれば私と同じくらいの文章量で悪い部分を挙げていただけると嬉しいですね。

最後にもう一度リンクを。

www.youtube.com

この記事は上記動画の補足になります。動画も併せてご覧ください。今なら私のYoutubeチャンネルを登録した場合、2桁台の登録者になれます。将来は100万人レベルのファンがつく予定なので、青田買いするなら今です。

以上初記事の投稿となります。今後ともよろしくお願いします。

私ユーチューブやってます。 頭はいいんですがやることはアホなんでよかったら見てください。 https://youtu.be/7R_2ni4rwEw 気に入ったらチャンネル登録して応援してくれたら嬉しいです!